人事白書 2017 人事部力
「いい人事部」とは?――「経営陣のパートナー」「育成」「全体最適」……
そのほか、「行動力・コミュニケーション力」「ビジネスの成長に寄与」「信頼」「公明正大」などの要素が挙げられた
「いい人事部門(人事部)」とはどのようなものだと考えるか、自由記述形式で聞いたところ、以下のような回答があった(一部抜粋)。
- 経営陣に足りない能力や視点を提供することで、経営のパートナーとして役割を果たせている状態にある人事部門のこと
- 組織または個人に絶え間ない学習環境・成長機会を作り出し、お客様の満足と従業員の満足を両方向上すること
- 経営陣・現場・外部の三方とコミュニケートし、独自の最適解を見出して、推し進める行動力とコミュニケーション力を有する
- 人財や企業文化の視点からビジネスの成長に寄与することがいい人事部
- 従業員から信頼され、適宜適切に情報提供ができている。「あなたが○○しなさい」ではなく「一緒に○○しましょう」と従業員に寄り添うことができる。「人事部のおかげで助かった」と言われること
- 早い・わかりやすい・正しい
- パーソナリティを含む人材情報を把握している
- 公明正大であり、全社最適化ができる部門
- 経営と一体となって、5年後、10年後の会社の姿をイメージし、採用育成を行っていく部署。従業員全員が満足することはないが、満足度8割を目指して軸がぶれないような制度づくりが大切。あくまで縁の下の力持ち的な存在
実施時期 | 2017年3月29日~4月12日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | インターネット調査 |
回答数 | のべ4061社 4192人 |
回答者属性 | 企業の人事・経営者 |
質問数 | 129問 |
質問項目 | 1. 戦略人事 /2. 採用 /3. 育成 /4. 制度・評価・賃金 /5. ダイバーシティ /6.働き方 /7. HR Technology /8. 人事部力 |
出典:『日本の人事部 人事白書2017』
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