エム・アイ・アソシエイツ、幹部候補者向け
「経営力養成プログラム」を提供開始
組織人材コンサルティング会社のエム・アイ・アソシエイツ(東京都港区、大上二三雄、
松丘啓司・代表取締役)は、“経営人材”(経営を担う人材)に必要な「経営力」を、総合的に養成する研修プログラム『経営力養成プログラム』を企業研修向けに6月より開始します。
本プログラムでは、「経営知識力」「経営企画力」「経営実践力」という経営に必要な3 つの能力を、トータルで体系的に習得できるとともに、経営者に最も必要な、幅広い視点のもとで的確な意思決定を行う実践力を身につけることができます。
研修対象は、将来の経営を担う幹部候補(30 代前半〜40 代後半)、および現役の経営幹部。研修費用は、モデルコース実施時の概算で、一人あたり約330,000 円。受講人数、日数により費用は変動します。
【 プログラム概要 】
プログラムは、現在の経営力レベルを診断する(1)「経営力診断」、(2)経営に必要な基礎知識を習得する「経営知識力研修」、(3)事業プランを実際に策定することで企画力を養成する「アクションラーニング」、(4)経 営の疑似体験を積むことで、意思決定力を身につける「シミュレーション」の4部構成です。
講師陣は、経営者の経験、あるいは経営コンサルタントとしての豊富な経営戦略策定経験があり、企業経営に対する鋭い洞察力を持つ陣容で構成され、常に実際の経営への活かし方を意識した研修内容になっています。
(1) 「経営力診断」(現状把握・自己認識): 1時間程度
自身の「経営力」レベルを把握し、強み・弱みを認識します。
(2)「経営知識力研修」(経営知識力養成): 2日間程度
企業経営のベースとなる、経営戦略・マーケティングなどの基礎知識を習得します。参加実践型のグループワークをふんだんに行い、考えて答えを導き出す力を身につけます。
(3)「アクションラーニング」(経営企画力養成): 4〜10 日間程度
受講者自らテーマを選定し、そのテーマに則った事業プランを実際に策定します。自らの頭と手足を使って一から事業計画を作り上げることで、総合的な経営企画力を体得することができます。
(4)シミュレーション(経営実践力養成): 2日間程度
PCネットワークを使用したグループワークで、受講生は経営陣として数社のグループに分かれて業績を競い合います。各社の意思決定が市場に反映される環境下で、開発や購買、生産、販売などにどれだけの投資を行うのか、およびその資金調達を意思決定し、業績結果を得るプロセスを何度も繰り返します。
このように、現実の経営環境さながらの、プレッシャーのある環境での意思決定体験を積み重ねることにより、脳内に体験した記憶が蓄積し、経営実践の経験値が高まります。経験値が高まることにより、より多数の変数の中から最適な意思決定を行う実践力が身につきます。
また、意思決定を行う過程で、経営知識や企画力を活用する必要に迫られるため、知識や企画力を実際のビジネスシーンへ応用していく力が自然と身につきます。
【 提供の狙い 】
経営人材を育てる最良の方法は、経営者の立場を実践し、試行錯誤の体験を積み重ねることです。昨今では、経営幹部候補を若いうちからグループ会社などの責任ある立場に出向させ、経営感覚を磨かせようとする企業も増えています。これは実践そのものであり、どのような方法よりも経営人材を育てる学習効果を有しますが、失敗が容易には許されません。このため、シミュレーションにおいて失敗体験を積み重ねたうえで、実践に臨むというアプローチがより効果的です。
本年3月に同社が実施した「幹部候補人材育成に関するアンケート」※の結果、今後幹部候補の育成にあたり強化したいものとして、「幅広い視点から意思決定を行う経営マインド」を挙げた企業が、全体の6割を超え、「基礎知識」、「ビジネスプランを策定する力」などを大きく引き離しました。この結果からも、 企業では、意思決定力、すなわち経営の実践力の強化が課題になっていることが分かり、本プログラムはそのような企業の声にお答えすることも狙いとしています。
※ アンケートについて
当社のクライアント企業様を中心に、経営者、人事企画・人材開発・教育・研修に携わる方々を対象に、2006 年3 月13 日〜4月7 日に実施。40 件のご回答を得ました。結果の詳細は下記ホームページからご覧いただけます。
http://www.mia.co.jp/news/archives/news_060529.pdf
(エム・アイ・アソシエイツ http://www.mia.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・5月30日)