中同協が学生が経営者と直接話ができる
『全国いっせいに同友会合同企業説明会』を開催
中小企業家同友会全国協議会(東京都豊島区、赤石義博・会長、略称:中同協)は、学生が経営者と直接話ができる『全国同友会合同企業説明会』( http://www.jobway.jp/ )を昨年に引き続き2006年5月に全国一斉に開催します。
『全国同友会合同企業説明会』の詳細は、次のとおりです。
■ イベント内容
今年度は、企業業績の回復や「2007年問題」(団塊の世代が大量に退職し、労働力不足に陥ると言われる)などの影響もあり、企業の求人意欲は回復。中小企業にとって、ますます採用が厳しい情勢となっています。中小企業家同友会では、全国ネットワークを生かし、5月に集中して全国一斉に合同企業説明会を開催することで、中小企業で働く魅力を若者に発信します。
< 問われる「採用と教育」>
大卒採用が20%増と言われ、一見すると学生にとっては売り手市場とも言える状況の中、企業側の「質」重視の採用傾向は変わらず、いくつも内定が取れる学生と、まったく取れない学生との格差が広がると懸念されています。正規雇用をあきらめ、フリーター、ニート化する若者が増え、社会問題化していますが、こうした状況は、バブル崩壊後の「リストラ」と称しての人員削減、非正規雇用への移行の結果として生まれているものであり、企業にとって「人の採用と教育」のありようが大きく問われているといえます。
中小企業家同友会の共同求人活動は、人を採用し、教育する過程で経営者が教師ともなり、社員と育ちあい、励ましあう関係をめざしています。また、若者の自立を促し挑戦する意欲を引き出す環境を親や学校と共につくっていくなど、共に育ち合うネットワークを地域に築いていく取り組みを行っています。
< 学生の視野を広げる合同企業説明会 >
中小企業家同友会の合同企業説明会は、各企業の業務内容の紹介はもちろん、働くこと、生きることなどを語り合い、広い視野で就職を考える場となっています。また、会場内には総合相談コーナーも設置され、経営者自らが学生のさまざまな相談に応じています。学校からは「経営者の熱い思いに触れた学生は、感動し、その後の就職活動にも影響が見られる」との評価が寄せられています。インターンシップの受け入れや大学主催の就職ガイダンスへの講師派遣など、「人育て」の産学連携も進んでいます。
< 共同の力で中小企業の魅力を発信 >
中小企業家同友会共同求人サイト「Jobway」( http://www.jobway.jp/ )では、すでに1000社を超える登録があり、5月の全国同友会合同企業説明会も、参加企業のべ1000社での開催が見込まれています。全国のネットワークを生かし、「正社員比率が高い」「仕事を任される範囲が広い」などといった中小企業ならではの魅力を若者に発信し、新卒採用に挑みます。東京では、首都圏同友会による「首都圏企業合同企業説明会」が開催されます。
(中小企業家同友会全国協議会(中同協) http://www.doyu.jp//同社プレスリリースより抜粋・4月11日)