「サービス競争力創造シンポジウム in 東京」を開催します(経済産業省)
経済産業省は、サービス産業の次代の経営者育成のための日本初の「サービス専門MBAプログラム」を、サービス企業10社と京都大学経営管理大学院の協力の下、開発いたしました。
この度、開発した「サービス専門MBAプログラム」の内容や、サービス企業の大学・大学院教育へのニーズ等を紹介するシンポジウムを、3月5日(木)東京で開催します。
1.背景
サービス産業は日本のGDPの約7割を占め、その割合は拡大傾向にある一方、生産性が停滞しており、今後の日本経済の持続的成長にはサービス産業の競争力強化が必要不可欠です。このため、年央に予定されている日本再興戦略の改訂における最重要施策の一つとして、サービス政策パッケージを関係省庁と検討しています。
中でも、サービス産業の競争力強化には、イノベーションを担う経営人材の育成の推進が不可欠です。諸外国には、一流ホテルの経営者が集うコーネル大学ホテル大学院(米国)や、食のハーバードと呼ばれるカリナリー・インスティチュート(米国)といった、サービス産業の経営人材育成のための専門教育機関が充実していますが、我が国の教育機関はこうした取組が遅れています。
一方、きめ細やかな接客サービスといった「日本式サービス」は、国内外でその価値が認められ、企業の競争力の源泉となっていることも確かです。こうした日本式サービスを、企業の「勘と経験」にとどめるのではなく、教育機関が理論化・形式知化し、広く日本のサービス産業の経営人材が学ぶことができることが大変重要です。
こうした背景を踏まえ、経済産業省では、サービス企業10社と京都大学経営管理大学院の協力の下、日本初の「サービス専門MBAプログラム」を開発いたしました。本開発の成果発表と、サービス企業の大学・大学院教育へのニーズ等を紹介するシンポジウムを開催いたします。
2.開発したプログラムの主な内容
「おもてなしサービス科学論」
いわゆる「おもてなし」と呼ばれる日本型のサービスの暗黙知を形式知化することで、勘と経験に依存した取組から脱却し、顧客との持続的な関係構築手法及び経営・事業戦略について学ぶ。
「サービスグローバル展開」
サービス業のグローバル展開について、事例の分析、海外大学企業からの特別講義・演習を通してプロセスや課題を学び、 グローバル展開のフレームワークを習得する。
3.開発に御参画いただいた企業
株式会社IHI、イオン株式会社、エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社、俺の株式会社、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、京南倉庫株式会社、株式会社公文教育研究会、株式会社大創産業、株式会社阪急阪神ホテルズ、株式会社フランチャイズアドバンテージ、ワタベウェディング株式会社
4.シンポジウムの内容
【日時】 2015年3月5日(木) 13:30-17:30
【場所】 ベルサール飯田橋駅前 イベントホールA
(東京都千代田区飯田橋3-8-5 住友不動産飯田橋駅前ビル1・2F)
【定員】 200名(定員になり次第締切り)
【参加費】 無料
【主な登壇予定者】(詳細は別紙をご覧ください)
俺の株式会社代表取締役社長 坂本孝氏
株式会社スーパーホテル会長 山本梁介氏
株式会社良品計画代表取締役会長 松井忠三氏
京都大学経営管理大学院教授 小林潔司氏、原良憲氏、若林直樹氏
【申込方法】 E-mailのタイトルに「3/5シンポジウム参加申込」として、本文に①氏名 ②所属名 ③役職(肩書)名 ④メールアドレスを明記の上、seminar@franchising.co.jp までE-mail にてお申込み下さい。(申込締切り:2015 年3 月4 日(水))
(参考) 京都大学経営大学院HP
担当:
商務情報政策局サービス政策課
公表日:
平成27年3月3日(火)
発表資料:
「サービス競争力創造シンポジウム in 東京」を開催します(PDF形式:133KB)
◆ 発表資料の詳細はこちらをご覧ください。
(経済産業省 http://www.meti.go.jp/ / 3月3日発表・報道発表より転載)