オバタカズユキ氏の最新刊
『大手を蹴った若者が集まる知る人ぞ知る会社』 発売
~優秀な人材の確保に悩む人事担当者、必読!~
これまでは上場企業や外資系、官公庁を目指していた東大、早稲田、慶應、一橋、東工大卒といった若者たちを続々と採用している、無名のベンチャー企業があります。
彼ら優秀層を惹きつける「成長企業」とはどのような会社か。
また、彼らはなぜ、大手を目指すことをやめたのか。
約1年にわたる取材をもとに、トップ学生が集まる成長企業の今をまとめたのが、朝日新聞出版から2月20日に発売された『大手を蹴った若者が集まる知る人ぞ知る会社』。
超上位校の学生と優良ベンチャーの橋渡しをしている人材会社「スローガン」の伊藤豊氏が注目企業を厳選し、『会社図鑑!』『大学図鑑!』(ダイヤモンド社)で知られるオバタカズユキ氏が、個性豊かな企業と若者たちの姿を描いたノンフィクションです。
本書第1部では、成長企業5社を徹底紹介。電動バイクで世界市場に挑むテラモーターズでは、徳重徹社長が、仕事を首尾よく進めるための型『プロトコル』がビジネスマンとして成長するための必須要素であると説き、週に1回「テラの寺子屋」と名付けた社内ビジネススクールを開いています。また、ネット通販などにおける後払い決済サービスを日本で最初に確立したネットプロテクションズでは、入社2年目の社員が部署横断型のプロジェクトを組んで、人事ノータッチの新卒採用を進めていました。他にも、優秀な人材を集め、育てるための実例が詰まっています。第2部では、「就職は大企業がいいか、ベンチャーがいいか」という命題をはじめ、大手とベンチャーの違いについての総括。巻末では、本書で詳しく紹介できなかった「知る人ぞ知る会社」30社をリストで紹介しています。
大卒の大手志向がますます強まるといわれていますが、一方で、スローガンが橋渡しをしてベンチャー企業に就職したトップ学生の数は、ここ5年で5倍に増えたといいます。安易な大企業就職こそリスクと考える彼らの「新しい仕事の選び方」から、優秀な人材確保のヒントをつかんでください。人事の方におすすめの一冊です。
◆本書の目次
第1部 知る人ぞ知る会社、そこで働く若者たち
・テラモーターズ(電動バイクメーカー)
――「メイド・バイ・ジャパン」でアップル、サムスンを超える
・Sansan(クラウド名刺管理サービス)
――社長自身が「ビジョンの奴隷」 週1の唱和で理念に立ち返る
・ネットプロテクションズ(後払い決済サービス)
――採用も研修も人事ではなく 手を挙げた人が主導する
・フォルシア(商品検索エンジン開発)
――脱「人月工数」とフェアネスでエンジニアをもっと幸せにする
・クラウドワークス(クラウドソーシング)
――月に20万円は確実に稼げる 新たな労働市場の創出を目指す
第2部 大企業とベンチャー、いったいどこが違うのか
・若者と「知る人ぞ知る会社」を結びつけたスローガン社
・「優良成長企業」の今と「IT起業」への誤解
・なぜ若者はベンチャー企業を目指し始めたか
巻末 知る人ぞ知る会社リスト30
◆書籍情報
『大手を蹴った若者が集まる知る人ぞ知る会社』
著者:オバタカズユキ
協力:伊藤 豊(スローガン株式会社代表取締役)
出版社:朝日新聞出版
定価:本体1500円+税
Amazonリンク : http://www.amazon.co.jp/dp/4023312444/
◆著者/協力者プロフィール
オバタカズユキ/1964年生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、1989年よりフリーライター、コラムニストに。著書に『会社図鑑!』『大学図鑑!』『資格図鑑!』の各年刊シリーズ(ダイヤモンド社)、『何のために働くか』(幻冬舎文庫)、『拝啓 サラリーマンの父上様』(講談社)、『だから女は大変だ』(文藝春秋)、『言論の自由』(双葉社)などがある。裏方として制作に携わった本には『大学キャリアセンターのぶっちゃけ話』(ソフトバンク新書)、『統合失調症がやってきた』(イースト・プレス)などがある。
伊藤 豊(いとう・ゆたか)/スローガン株式会社代表取締役社長。1977年生まれ。2000年に東大文学部卒業後、日本IBM入社。システムエンジニア、関連会社での新規事業立ち上げ、本社マーケティング部門を経て、2005年に起業。優良ベンチャーの情報も充実した新卒向け求人サイト「Goodfind」を立ち上げ、「才能の最適配置」を実現すべく、年間500人ほどの上位大学の学生たちと優良ベンチャーを結びつけている。
(株式会社 朝日新聞出版 http://publications.asahi.com/ /2月28日発表・同社プレスリリースより転載)