三井物産など大手企業20社が「キャリア大学」開設。
大学1年生を対象に職業体験の場を提供。
大学1年生を対象とし、自社施設に招き職業体験の場を提供する「キャリア大学」が大手企業約20社共同で開設される。パナソニック、三井物産、三井住友銀行、日本マイクロソフト、日立製作所、野村ホールディングス、JTB、資生堂などが参加。各社の仕事の模擬体験、参加型のグループワークや社員による講義などで、企業人としての生きがいや専門分野の魅力を伝えるという。学業を妨げないよう、毎年8月に各社が1日講座を開催。学生は各講座を組み合わせてさまざまな業種の仕事を体験できるが、受講したこと自体が就職試験などの際に直接有利に働くことはない。(日本経済新聞)
本大学のように、学生に仕事の現実や働き方について理解してもらう機会は、学生がキャリア観を養っていく上で有効だろう。早くから働くことに明確なイメージを持ち、自分のキャリアについてじっくりと考えた上で、就職活動を迎えることができることは大きな利点と言える。最近の学生には、自分のやりたいことが見えていない人が多いと言われるが、このような取り組みがどのような効果をもたらすか、注目されるところだ。
『日本の人事部』編集部