毎日コミュニケーションズ、企業向け研修サービス市場に本格参入
人材と出版の総合サービス企業、毎日コミュニケーションズ<以下、マイコミ>(東京都千代田区、中川信行・社長)は、今年4月より、企業の採用活動を支援する事業の一環として、これまで提供してきた、内定者・新入社員向け研修サービスの経験や知見をベースに研修プログラムの体系化と、組織体制の整備を進めてきました。そして今回、事業化計画がまとまったことから、10月1日(水)より新たな事業分野である「企業向け研修サービス」市場に本格参入します。 「就職氷河期」や「売り手市場」など時代によって変化するその時々の環境が、従業員数の増減のほか、労働環境、社員の意識、モチベーションなど企業、就労者双方に大きな影響を与えています。また、新入社員・若手社員と企業間に生じるミスマッチによって早期退職に至るという事態も、顕在化の傾向にあります。 実際、新入社員や若手社会人は、就職活動時や勤め始めた頃に思い描いた仕事や職場のイメージと実際に入社し体験していることの違いに戸惑い、落胆や不安、焦りを感じる「リアリティ・ショック」をうけるケースもでています※。逆に、企業側も採用した新入社員や若手社員に期待していた能力や業務成果において、うまく機能しない、活躍できないといった問題を抱えているケースも少なくありません。 こうした状況の中、マイコミでは、就職応援サイト「マイナビ」をはじめとする「人材情報サービス」「採用活動支援」を通じて、人と企業のよりよいマッチングを目指し、35年以上にわたり仲介事業に携わってきましたが、今般より企業向け研修サービスを事業化することにより、「採用」から「育成」まで一貫したサポートを提供することが可能になります。 なお、この研修サービス分野への参入に伴い、ターゲットとなる研修対象者を、内定者、新入社員だけではなく、中堅社員、管理職など年齢層、階層を広げました。各企業がそれぞれ抱える課題を明確化した上で的確なコンテンツを提供すると同時に、社員が現場で実践できる能力の取得を目的とした継続的なサポートを行います。 ※ 毎日コミュニケーションズ「リアリティ・ショックに関するアンケート調査」より < 研修サービス事業が提供するプログラム内容の主な特徴 > ■ 「ビジネスマインドの確立」「コミュニケーション能力の向上」を主軸とした内容 社会人として働くことへの意識、考え方から教えるほか、社会人としてのコミュニケーションのとり方や能力を育てるためのプログラムコンテンツを提供します。 ■ 体感型の演習形式プログラムに注力 「頭」で理解するだけで終わるのではなく、現場で実践することを主眼とした体感型・思考型のプログラムに注力します。 ■ 各企業のニーズに対応するオリジナル研修プログラムを提供 マイコミが有する人材総合サービスの実績をもとに開発した研修プログラムだけでなく、研修専門会社はじめとするコンテンツパートナーとの協業によるプログラムなど、幅広い領域に対応できるサービスを用意し、各企業が抱える課題や社内環境にあわせた研修内容、プログラムを提供します。 ■ 人事担当者のスキルアップをサポート 各企業の人事担当者のスキルアップを目的に、公開講座を開催 「〜会社の魅力を正しく伝える〜ロジカルなコミュニケーション講座」 「〜学生の興味を引き出す〜デジタル・プレゼンテーション講座」 「面接官スキル向上トレーニング」「労働生産性向上のためのメンタルヘルスケア講座」 など、公開型の研修も適宜開催します。 ■ マイコミグループが提供する様々な人材総合サービスとの相乗効果を狙う マイコミが展開する就職情報サービス、転職情報サービス、人材派遣情報サービス、およびグループ企業である株式会社 毎日キャリアバンクが展開する人材紹介サービスを通じて企業の様々なニーズを幅広く収集し、ニーズに応じた研修サービスを企画・提供します。 ■ 2009年新入社員向けに公開型講座を開講。社会人としての意識醸成、実践的マナーの習得をサポート。フォローアップ研修も充実 社会人としての意識の醸成をはじめ、実践的マナーを身につけるためのオリジナルプログラムを開発し、「新入社員向け公開型研修」として全国15エリアで実施。「定着」することを重要視し、受講後3ヵ月後のフォローアップ研修をセットで実施します。 < 開催エリア > 東京・札幌・仙台・さいたま・新潟・千葉・横浜・長野・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・福岡・熊本 (毎日コミュニケーションズ http://www.mycom.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・9月26日) |