「企業理念浸透の実態と課題に関するアンケート調査」を実施
約85%の企業が理念浸透に課題感、管理職のマネジメント力不足が最重要課題
組織開発・人材育成コンサルティングを手がける株式会社イマジナ(本社:東京都、代表取締役:関野吉記)は、メールマガジン登録者を対象に「企業理念浸透の実態と課題に関するアンケート調査」を実施いたしました。784名の経営者・人事担当者等から得られた回答を分析した結果、多くの企業で理念浸透への課題意識が高く、特に管理職層への支援と外部専門家による個別最適化されたサポートへの強いニーズが明らかになりました。
【主要調査結果】
1. 理念浸透への課題意識は約85%の企業に
企業理念・ビジョン・価値観の浸透度合いについて、「ある程度浸透しているが、まだ改善の余地がある」(43.6%)と「浸透が不十分で、大きな課題だと感じている」(41.0%)が合計84.6%を占め、大多数の企業で理念浸透に課題意識を持っていることが判明しました。また、「ほとんど浸透しておらず、緊急に取り組む必要がある」と回答した企業も9.0%ありました。
2. 組織課題の最大要因は「管理職のマネジメント力不足」
組織運営における深刻な課題として、「管理職のマネジメント力不足」が75.6%と圧倒的に多く、次いで「人材採用の困難」「社員の自律性・主体性の不足」(各50.0%)が挙げられました。「企業理念・価値観の浸透不足」も39.7%が課題として認識しており、組織の根幹に関わる重要な問題として捉えられています。
3. 理念浸透の最大障害は「管理職の理解不足」
理念浸透がうまくいかない要因として、「管理職が理念浸透の重要性を理解していない」(47.4%)が最多となり、管理職層への働きかけの重要性が浮き彫りになりました。また、「理念と人事評価・処遇が連動していない」(43.6%)、「継続的な浸透施策を実行する体制がない」(42.3%)も上位に挙がり、制度設計や体制構築の課題が明らかになっています。
4. 外部支援への高いニーズ 約90%が研修参加に前向き
理念浸透に関するセミナー・研修への参加意向について、「内容によっては参加したい」(44.9%)、「時間があれば参加したい」(26.9%)、「ぜひ参加したい」(14.1%)を合わせると約90%の回答者が何らかの形で参加に前向きな姿勢を示しています。
関心のあるテーマとしては「組織風土・企業文化の変革」(46.2%)が最も高く、次いで「管理職向け理念浸透研修」「社員エンゲージメント向上施策」(各39.7%)が挙げられました。
5. オーダーメイド支援と継続的伴走への期待
外部コンサルタント・研修会社に期待することとして、「自社の状況に合わせたオーダーメイド支援」(19.2%)、「経営層・管理職の意識変革支援」(17.9%)、「継続的な伴走・フォローアップ」(16.7%)が上位を占めており、画一的なサービスではなく、個別最適化された支援や長期的なパートナーシップを求める企業が多いことが判明しました。
【調査概要】
調査対象:株式会社イマジナ メールマガジン登録者
有効回答数:784名
調査期間:2025年8月28日~2025年9月4日
調査方法:インターネット調査
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社イマジナ /2025年9月16日発表・同社プレスリリースより転載)
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