2025年度「入社の決め手」調査
2025年度の新入社員に「入社の決め手」を調査
「成長できる環境がある」が4年連続で上昇
企業向けの教育研修事業と採用支援事業を展開する株式会社ジェイックは、当社が提供する新入社員研修の受講者に対して行ったアンケートの結果を発表します。(回答者935名、調査日2025年3月27日-4月12日)
■新入社員の“入社の決め手”:
1位「事業内容に興味があった」(62.1%)、2位「成長できる環境がある」(61.7%)
「入社の決め手を3つ選択してください」と質問したところ、「事業内容に興味があった」が62.1%、「成長できる環境があると感じた」が61.7%、「面接してくれた社員が魅力的だった」「社風にフィットしていると感じた」がそれぞれ42.0%、「自分のことを理解してくれると感じた」が38.9%、「扱うサービス商品が魅力的だった」が34.0%、「勉強していた分野に近かった」が15.3%、「その他」が4.4%となりました。
本調査は今回で4年目の実施となり、例年上位に挙がる項目に大きな変動は見られませんが、「成長できる環境があると感じた」の割合は調査を開始した2022年から年々上昇し、今回の調査で初めて回答率が6割を超える結果となりました。
■入社企業を決める時の、保護者の意見やアドバイスの重視度:
過半数が「重視した」と回答
「入社企業を決める時に、保護者の意見やアドバイスをどの程度重視しましたか?」と質問したところ、「とても重視した」が17.0%、「やや重視した」が38.8%、「あまり重視しなかった」が28.8%、「まったく重視しなかった」が15.4%となりました。「とても重視した」「やや重視した」を合わせると、過半数の新入社員が、入社企業を決める際に保護者の意見やアドバイスを参考にしたことがわかりました。
今回の調査結果について、当社取締役の近藤は、次のように述べています。
「今回の調査では、2025年度の新入社員の“入社の決め手”として『事業内容に興味があった』、『成長できる環境があると感じた』が上位に挙がり、ともに6割を超える結果となりました。例年、この結果に大きな変動は見られませんが、『成長できる環境があると感じた』という回答は4年連続で割合が上昇しており、入社前からキャリア形成やスキルアップにつながる成長機会への関心が年々高まっている傾向が見受けられます。企業は、こうした新入社員の成長意欲に応えるため、入社後の研修制度やキャリアパスを明確に示すだけでなく、日々の業務におけるフィードバックや1on1ミーティング、配属後の同期との交流機会の提供など、成長を実感できる継続的な仕組みづくりを行うことが重要となります。
売り手市場における採用活動では、このような成長意欲に応える人事施策を社内で実施するだけでなく、それらをいかに“学生の志望度を高める情報”として効果的に伝えるかも重要です。学生の成長意欲を刺激する企業説明や、入社後の活躍を確信してもらえるような面談での関わりなどは、採用担当者のプレゼンテーション力やコミュニケーション力が問われます。また、入社企業の決定にあたり、保護者の意見を重視した新入社員が過半数を占めたことからも、学生本人だけでなく、その周囲の方の安心感や納得感にも配慮した採用活動が求められています。具体的には、保護者向けに、事業内容や安定性、本人が働く環境について詳しく記載した資料を渡す取り組みなどがあります。保護者の方にも『信頼できる企業だ』と納得してもらいやすくなり、内定承諾を後押しする有効な手段となるでしょう。」
【調査概要】
調査名称: 新入社員研修アンケート
調査対象: 当社が提供する新入社員研修の受講者
調査機関: 自社調査
調査方法: Webアンケート
調査期間:
〈2025年調査〉2025年3月27日~4月12日
〈2024年調査〉2024年3月29日~4月9日
〈2023年調査〉2023年3月31日~4月17日
〈2022年調査〉2022年3月31日~4月16日
回答者数:
〈2025年調査〉935名
〈2024年調査〉888名
〈2023年調査〉708名
〈2022年調査〉760名
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ジェイック/5月20日発表・同社プレスリリースより転載)
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