コロナ禍の変化、定着することの1位は「働き方」
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:檜垣 歩、以下:インテージ)のグループ会社、株式会社インテージクオリス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小島 賢一、以下:インテージクオリス)は、コロナ禍で生まれた暮らしの変化の中から、今後も定着していくであろう新しいライフスタイル、生活価値に注目した生活者調査の結果を公開します。
20~69歳男女2,116人に「新型コロナ感染拡大以後、ご自身の生活・行動・考え方が変化したこと」「今後、新型コロナ感染が収束してもその変化が『定着する』『さらに進む』と感じること」についてアンケートを実施しました。
[ポイント]
- コロナ禍で「変化した」こと1位は「人付き合い・コミュニケーション」(40.7%)。変化の定着度1位は「働き方」(71.6%)
- 「働き方」での変化、1位は「テレワーク」、定着度もトップ。
- テレワークで「純粋に楽しいと思えることに費やせる時間」ができ、QOL(クオリティオブライフ)が向上
2022年1月から実施されていた「まん延防止等重点措置」が3月21日に全面解除され、やっと日常に「戻る」と期待されています。しかし、日常に「戻る」と言っても、必ずしもコロナ以前の生活そのままに戻るわけではなさそうです。コロナ禍も3年目に入り、「戻るもの」「戻らないもの」、あるいは「戻したくないもの」が見えてきたのではないでしょうか。
新型コロナ感染拡大以後の生活・行動・考え方について「変化した」こととして最も多く挙がったのは「人付き合い・コミュニケーション」で、4割以上が「変化した」と回答。これに、「食」「健康」がそれぞれ3割弱で続きました。しかし、「変化した」ことが今後も「定着する」とは限らないようです。「人付き合い・コミュニケーション」について「定着する」と回答した人は、「変化した」の半数程度に留まりました。一方、「働き方」は、「変化した」と回答した人のうち7割以上が定着すると考えていることが分かりました。
さらに、「働き方」に絞って見てみましょう。変化のトップは「テレワーク」(62.6%)で、このうち9割もの人がコロナ後も「定着する」と考えていることがわかりました。これに次いで、「変化した」という人の割合と、コロナ後も「定着する」回答率ともに高かったのは、「人間関係のストレス減」「勤務時間の短縮」でした。
これまで、人生の3分の1を仕事に費やしていると言われてきましたが、今後はその「常識」も変わっていくかもしれません。これからは社会全体でも、「働く人たち」それぞれの本当に望む生き方に応えたさまざまな「働き方」の選択肢が広がっていくことになるのではないでしょうか。
<調査概要>
調査地域:1都3県(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県)
対象者条件:20~69歳の男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
標本サイズ:n=2,116
ウェイトバック:性年代構成比を、2020年度実施国勢調査データをベースに、人口動態などを加味した2021年度の構成比にあわせてウェイトバック
調査実施時期:2021年12月2日~12月6日
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社インテージクオリス/ 4月5日発表・同社プレスリリースより転載)