就職プロセス調査 (2022年卒)「2021年6月1日時点 内定状況」
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)のよりよい就職・採用のあり方を追究するための研究機関・就職みらい研究所(所長:増本 全)は、就職みらい研究所学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
学生の進路確定が早まる。内定出しのピークは6月まで続き、今後も進捗が見込まれる
6月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率(※1)は、68.5%(+11.6ポイント)(※2)となりました。引き続きコロナ禍以前の2020年卒と同水準となっています。
今年の就職・採用活動においてはWeb・対面の使い分けが進んでいます。対面の面接の経験割合を前年と比較して見ると、1~3月においては前年と比べて低く、4~5月では高くなっています。一方Web面接については、1~4月で前年と比べ高く5月が低くなっています。このことから、選考の初期段階ではWeb面接、選考の後半になると対面での面接が多く行われていることがうかがえます。前年より進んだWeb上での選考手法ですが、今年に関してはより初期段階での見極めに使用されるという特徴が出ています。
今後の内定出し状況については、『就職白書2021』によると5月から内定出しを開始する企業が16.3%、6月から開始する企業が20.1%であり、20年卒と同様に6月前半に内定出しが進むことが予想されます。内定辞退率は48.4%、辞退企業数の平均は0.90社で、例年と比べて少し高くなっています。内定出し前に、より相互理解を深める意味も含め対面面接が多く実施されており、進路確定率も高くなっています。人事担当者からは想定以上に辞退が出ているという話も聞こえています。
学生の内定辞退が例年よりも多い中で、採用継続中の企業も多く存在し、追加での説明会開催を行う企業もあります。就職先を確定していない学生の皆さんは、これまでの経験を生かしながら、納得できる一社を探していきましょう。
※1内々定を含む ※2( )内数値は前年同月差
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(株式会社リクルート /6月7日発表・同社プレスリリースより転載)