転職事情は「給料」から「リモートワーク」最重視へ、コロナ禍でグローバル人材も変化
バイリンガルのための転職・求人情報サイト「Daijob.com」を展開するヒューマングローバルタレント株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:横川 友樹、以下「当社」)は、同サイトの登録者に「新型コロナウイルス感染症拡大以降の、転職に対する意識」について独自調査を行いました。
【はじめに】
現在、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が世界的に進められていますが、日本でも引き続き感染予防対策として、厚生労働省から、在宅勤務や時差出勤などが推奨されています。外資系・グローバル企業では、コロナ以前から日系企業に比べると在宅勤務やフレックスタイム制の導入が進んでいましたが、グローバル人材が転職先に求めることは、コロナ前後でどう変化したのか? 本調査で明らかになりました。
【本調査の概要】
期間:2021年5月7日~11日
対象:Daijob.com登録者
方法:メールによる任意回答
人数:586人(日本国籍・281人 外国籍・305人)
※質問により未回答もあるため、集計結果は必ずしもこの人数と合致していないことをご了承ください。
【調査結果】
1.コロナ以降、転職に対して意識が変化したグローバル人材は75%
転職活動において、意識が変化したグローバル人材は75%となりました。コロナの感染拡大は、ライフスタイルだけでなく転職先選びにも大きな影響を与えています。
2.転職で重視されていること1位は、コロナ以前が「給料」、コロナ以降は「リモートワーク」
【転職活動で重視することランキング】
≫コロナ以前
1位:給料、2位:勤務地、3位:キャリアアップ、4位:ワークライフバランス、5位:オフィス環境
≫コロナ以降
1位:リモートワークの有無、2位:勤務地、3位:働く時間の柔軟性、4位:ワークライフバランス、5位:給料
コロナ以前の転職活動で重視されていたことの第1位が、「給料」だったのに対して、コロナ以降の第1位は「リモートワークの有無」となりました。また、コロナ以前は第3位だった「キャリアアップ」が、コロナ以降は7位にランクダウンしました。ただし、順位は下がったものの重視する人数自体は微増しています。このことから、転職活動において重視される要素は、「リモートワーク」や「働く時間の柔軟性」なども加わり、全体的に増えていることが明らかになりました。
3.コロナ以降、転職市場で「自分の価値が上がった・変化なし」と感じるグローバル人材は42%
■転職市場で自分の価値の変化を感じた理由は?(※コメント一部抜粋)
≫価値が上がったと感じた人
・企業にオンライントレーニングを提供しているため、仕事の依頼が増えた(フィリピン)
・パンデミック中にスキルアップしたため、自分の人材市場価値は上がったと感じる(イギリス)
・時間が作りやすくなったので、仕事関連の勉強と語学の勉強をしてスキルアップしました(フィリピン)
≫価値が下がったと感じた人
・企業のビザサポートが減ったと思います(アメリカ)
・海外渡航の制限があるため、自分の夢の実現やキャリア形成が難しくなってしまった(日本)
・自分の職種は仕事の機会が増えたが、応募する人が増えたため、競争率が上がった(シンガポール)
コロナ以降は、世界的に景気の冷え込みが続きましたが、オンラインでも仕事が進められるIT系の人材は、コロナ以降でも仕事や転職に不安を感じる人が少なく、さらにスキル・キャリアップのチャンスと捉えている人も、多いようです。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(ヒューマングローバルタレント株式会社 / 5月28日発表・同社プレスリリースより転載)