SDGsの取り組みが、会社選びに影響するグローバル人材、約60%~転職先を決める新たな重要ポイントとして~
バイリンガルのための転職・求人情報サイト「Daijob.com」を展開するヒューマングローバルタレント株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:横川 友樹、以下「当社」)は、同サイトの登録者に「SDGsの(Sustainable Development Goals)」(持続可能な開発目標)に関する独自調査を行いました。
【はじめに】
2015年9月に国連総会で決められた、2030年までの達成を目指す国際社会の共通目標であるSDGs。2020年度版の国際レポートによると、日本の達成度は17位になっており(※2)、目標までに取り組む課題が多く残されています。そこで、国際社会での仕事を希望する人が多く集まる「Daijob.com」で、SDGsに対する意識調査を行いました。
※1.グローバル人材:Daijob.comに登録しているバイリンガル人材とする。
※2. 2020年6月に公開されたSDGsの達成度・進捗状況に関する国際レポート「Sustainable Development Report」を参照。
【調査結果】
1.グローバル人材のSDGsに対する関心度は高く、認知が74%、興味ありも82%
SDGsについて、グローバル人材は74%の方が「知っている」と回答しました。インターネットリサーチ会社「楽天インサイト」によるSDGs認知度調査(※3)では、「よく知っている」と「聞いたことがある」を合計して、50%となっており、一般的な認知度と比べて約1.5倍になっています。「興味あり」の人材も82%にのぼり、本アンケートに回答したグローバル人材は、メディアからの情報に加えて、自分が所属する会社や担当業務として、SDGsの興味・関心を高める人が多い結果となりました。
2.グローバル人材は、転職先を選ぶときにもSDGsの取り組みを約60%が考慮に入れている
転職活動の目的はキャリアアップや年収アップなど、人によってさまざまな理由がありますが、SDGsの取り組みについても、転職先の検討項目として、59%の方が「考慮にいれる」と回答しました。
3.グローバル人材が働く企業で、最も取り組まれている課題は「ジェンダー平等を実現しよう」
外資系38%を含むグローバル人材が勤務している会社(または直近まで就業していた会社)を対象に、17個あるSDGsの目標のうち、最も取り組まれていた目標について聞いたところ、「5.ジェンダー平等を実現しよう」が、最も多く取り組まれていました。日本はジェンダーギャップ指数が世界で120位になっており(※4)、主要7カ国(G7)の中では最下位になっています。アンケート回答者は日本在住・日系グローバル企業勤務の人材が半数以上だったため、日本で暮らす上で特に取り組むべき目標だと認識されていることがわかりました。
※4.世界経済フォーラム(WEF)による「ジェンダーギャップ指数2021」の調査データより
【本調査の概要】
期間:2021年4月9日~12日
対象:Daijob.com登録者
方法:メールによる任意回答
人数:385人(日本国籍・200人 外国籍・185人)
※質問により未回答もあるため、集計結果は必ずしもこの人数と合致していないことをご了承ください。
<本件に関するお問い合わせ>
ヒューマングループ 広報担当 原、若林
Email:kouhou@athuman.com
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(ヒューマングローバルタレント株式会社 / 4月28日発表・同社プレスリリースより転載)