【2021卒就職意識調査】「新型コロナウイルスによる就職活動への影響」調査
株式会社学情(本社:東京都中央区・大阪市北区/代表取締役社長:中井清和)は、2021年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、インターネットアンケートを実施し、「新型コロナウイルスによる就職活動への影響」を調査しました。就職活動への影響では、「説明会がWebになった」が63.6%で最多となりました。「選考がWebになった」の回答も半数を超え、オンラインでの就職活動が急速に拡大。Web説明会やWeb選考に参加した感想は、「説明会に参加する交通費の節約になった」が8割超、「日程調整がしやすい」5割超となっており、オンラインでの就職活動は「場所や時間を選ばずに参加できること」を好意的に受け止めている学生が多いことが分かります。
【TOPICS】
(1)新型コロナウイルスの就職活動への影響は「説明会がWebになった」が最多で63.6%
新型コロナウイルスによる就職活動の影響は「説明会がWebになった」が最多で63.6%、次いで「説明会が中止になった」56.1%、「選考がWebになった」55.0%、「選考が延期になった」53.3%と続きます。説明会や選考のオンライン化が進むとともに、一部の説明会や選考が中止または延期になるなど、就職活動のスケジュールに影響を与えたことが分かります。「特に影響はなかった」の回答は6.1%にとどまり、大多数の学生は、新型コロナウイルスにより、就職活動に何らかの影響があったと感じています。
(2)Web説明会やWeb選考に参加した感想は「交通費の節約になった」が8割超
Web説明会やWeb選考に参加した感想では、Web説明会・Web選考ともに「交通費の節約になった」が最多で、次いで「日程調整がしやすい」「遠方の企業でも参加しやすい」と続きました。「社内の様子が分からず、働くイメージが掴みにくい」、「面接官からどう思われているかが掴みにくい」などの課題もあるものの、時間や場所を選ばずに、説明会や選考に参加できることを好意的に受け止めている学生が多いことが分かります。
(3)内々定者のフォローにも影響。「懇親会」でのフォローは、昨対比22.9ポイント減少
新型コロナウイルスは、内々定者のフォローにも影響をもたらしています。企業による内々定学生へのフォローでは、「懇親会」の実施が一般的となっていますが、今年は「懇親会」でのフォローが大きく減少しています。企業から内々定先者へのフォローとして、「懇親会」を挙げた学生は37.9%で、昨年同時期(60.8%)を、22.9ポイント下回る結果となりました。「人事担当との面談」や「先輩社員との面談」は、昨年よりも増加しており、複数人が同じ会場に集まる「懇親会」よりも、個別対応に力を入れる企業が増加していることが分かります。また、「誓約書の提出を求められた」「就職活動の終了を依頼された」もわずかに増加傾向です。新型コロナウイルスでの採用活動スケジュールが後ろ倒しになったことや、景気の先行き不透明感から、採用予定人数を大きく上回る人数での内々定出しを控える企業が増えており、内々定を出した学生に、確実に入社して欲しいと考える企業側の希望が伺えます。
■調査概要
・調査対象:あさがくナビ2021登録会員
・調査方法:「あさがくナビ2021」トップページとメールマガジンでアンケート回答を依頼
・調査期間:2020年6月22日~2020年6月30日
・有効回答数:942名
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情 / 7月31日発表・同社プレスリリースより転載)