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掲載日:2019/07/11

2018年度の企業向け研修サービス市場規模は拡大を継続。新人研修が引き続き牽引、企業の社員教育・人材育成に対する投資意欲は活発化~『企業向け研修サービス市場に関する調査』:矢野経済研究所

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越 孝)では、国内の企業向け研修サービス市場について調査を実施し、市場の動向、参入企業動向、将来展望を明らかにした。


1.市場概況

2018年度の企業向け研修サービス市場規模は前年度比1.2%増の5,230億円となり、伸長率は鈍化傾向にあるものの、引き続き堅調に拡大した。

ここ数年において市場拡大を牽引しているのは、企業の積極的な新卒採用を背景とする新人研修需要の拡大であり、2018年度もその流れが続いている。また、人材採用難が続く環境下、企業の社員教育・人材育成に対する投資意欲は活発化しており、若手・中堅社員向け、次世代リーダー層向け、中間管理職向け、経営幹部候補向けといった各階層別の研修は引き続き好調な状況にある。このほか、生産性向上、業務効率化といった働き方改革に紐づくテーマの研修は、2018年度も高い需要を示し市場拡大に寄与した。


中堅・中小企業における研修需要も堅調で、研修サービス事業者においてはこれらの取り込みも進んでいる。中堅・中小企業の研修需要は、公開プログラムやeラーニングなどの利用を中心としているが、自社の実情に合わせたカスタマイズ型研修を実施するケースを増やす動きも散見されている。

研修サービス事業者各社の業績をみると、ここ数年においては大半の研修事業者が業績を伸ばす状況にあったが、2018年度においては事業者間で好不調がみられており、競合状況の激化が進行する環境にある。


2.注目トピック

eラーニングの利用は引き続き活発化、「マイクロラーニング」の導入も進む

eラーニングは、スマートフォン、タブレット端末の一般化による学習ツールの多様化、クラウド環境の進展、動画コンテンツの進化などによるサービス自体の利便性向上に加え、費用面でも導入がし易いことなどから、多店舗・多拠点事業者、地方に拠点を構える企業など、集合研修の実施が比較的困難なユーザー企業層の取り込みも進めている。

研修サービスで提供されるeラーニングは増加基調にあり、提供形態もeラーニングのみで完結するものから、集合研修の一部に組み込まれたもの、フォローアップ対応で提供されるものなど、多様化が進む状況にある。また、昨今は、細分化された数分の動画コンテンツによって学ぶ学習スタイル「マイクロラーニング」のサービス展開も活発化をみせている。


3.将来展望

2019年度の企業向け研修サービス市場は、ここ数年における傾向と同様に新人研修は研修サービス事業者各社とも好調な集客状況で推移していることなどから、2019年度の市場規模は前年度比1.1%増の5,290億円と安定的な拡大を予測する。


■調査要綱
1.調査期間:2019年4月~6月
2.調査対象:研修サービス事業者、ユーザー企業・団体等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、ならびに電話・e-mail等によるヒアリング、文献調査併用

<企業向け研修サービスとは>
本調査における企業向け研修サービスとは、企業向けに研修サービス事業として提供される外部事業者における研修・教育を対象とし、自社内における自社従業員への研修・教育は含めない。なお、研修サービス子会社による、親会社またはグループ向けに実施される研修・教育サービスを含む。

<市場に含まれる商品・サービス>
公開プログラム、カスタマイズプログラム、通信教育、eラーニング、組織診断・アセスメント


<お問い合わせ先>
マーケティング本部 広報チーム
〒164-8620 東京都中野区本町2-46-2
電話番号:03-5371-6912
メールアドレス:press@yano.co.jp

 

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

(株式会社矢野経済研究所 https://www.yano.co.jp/ /7月11日発表・同社プレスリリースより転載)

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