東京メンタルヘルス・アカデミー
「モチベーション・サポートプログラム」を開発
東京・千葉・大阪・札幌に拠点を置きカウンセラー40名体制で活動する心理カウンセリング機関の東京メンタルヘルス・アカデミー(東京都豊島区、武藤清栄・代表、以下TMA)は、希望を抱いて入社した社員が活き活きと仕事に励むことができ、会社側は新入社員の早期退職を防止し生産性の向上を目指せる、という双方の要望に応えるためのプログラムを開発しました。
【 要旨 】
官公庁や企業に提供している既存の、メンタルヘルス支援サービス(メンタルサポートネット:MSN)、メンタルヘルスチェック(メンタル・スクリーニング・シート:MSS)、教育研修(職場のメンタルヘルス教育など)をもとに、新卒・中途採用社員を対象とした「モチベーション・サポートプログラム―早期退職予防プログラム―」を開発しました。このプログラムは、新入社員の早期退職予防に貢献すると共に、メンタルヘルスを向上させることにより仕事をしていくエネルギーの向上につながります。
【 背景 】
入社後3年以内に辞めてしまう早期離職者の割合が、ここ数年増加傾向にあります。2005年に厚生労働省が発表した「新規学校卒業者の就職離職状況調査結果」によると、2002年の就業者における3年以内の離職率は大卒で34.7%、高卒48.6%にも上っています。この高い離職率を表わして「7・5・3現象」といい、3月末に卒業して正規従業員になった者の内、3年以内に離職した者の割合が中卒で約7割、高卒で約5割、大卒で約3割に上ります。早期離職者の増加は、人材の採用や育成におけるコスト増加、生産性の低下など様々な面で企業へ影響を与えています。
【 プログラムの特徴 】
高校や大学を卒業し初めて正規従業員として勤務した会社の離職理由としては、「健康上の理由、家庭の事情、結婚のため」「仕事が自分に合わない」「人間関係が良くない」などが挙げられています。そこでTMAでは、入社直後にメンタルヘルスチェックを行うことにより、新卒・中途採用社員のパーソナリティやメンタルヘルス状況を調査・分析・把握することが可能です。またその傾向に応じて、自己表現力やリスニング力、ストレスコントロール力、モチベーション理論などの研修を受け、社会人としての「コミュニケーション」のとり方や「心の健康管理」の方法を学ぶことができます。さらに個々の状況に応じてカウンセリングサポートを展開することで、ストレスコントロール法や問題解決能力などを身につけ、また自分自身の「心の変化」に気づくことを体験し自己理解を深めていきます。
(東京メンタルヘルス・アカデミー http://www.tmaweb.net//同社プレスリリースより抜粋・3月22日)