ベンチャー・オンライン、就職活動を終えた
大学4年生対象の意識調査結果を発表
中小・ベンチャー企業向け新卒採用支援の、ベンチャー・オンライン(東京都品川区、唐澤誠章・代表取締役社長)は、中小企業の採用活動が本格化するのを前に、中小企業の人事担当者と、就職活動を終えこの春の新社会人となる大学4年生を対象に調査を実施しました。
厚生労働省と文部科学省の調査によると、四年制大学を今春卒業する就職希望者の内定率が79.6%(2006年12月1日現在)と8年ぶりの高い水準になるなど、2006年度の就職戦線(2007年入社組)は、企業が新卒採用を積極的に行った「売り手市場」だったと言われています。来年度(2008年入社組)も、学生側の売り手市場は継続する見込みで、学生の大手企業志向が強まる傾向にある一方、中小・ベンチャー企業では、優秀な人材確保がこれまで以上に困難になるのではという見方も強まっています。
アンケート結果から、学生が興味を一番深めるのは、およそ7割の学生が会社説明会と回答しています。また、就職活動中に印象が悪いと感じたのは、会社説明会の時とおよそ3割の学生が回答していて、就職活動において「会社説明会」が重要なウェイトを占めている事がわかります。一方、企業側に採用活動で最も大切だと思っている所を聞いたところ、「会社説明会時」と答えたのは、わずか0.2%でした。この結果、会社説明会に対して、学生と企業側の意識の違いが明らかになりました。
就職活動中にイメージが悪いと感じた会社の商品の購入やサービスの提供を今後受けないと答えた学生が全体の74.5%にのぼり、採用活動中の企業の対応が、そのまま企業イメージになるとの結果も出ています。中小企業の採用活動が苦戦する中、会社説明会に工夫を凝らすことや、学生の気持ちをつかむことが重要なようです。
【 調査結果から 】
■ 採用活動で最も重要と言えるのは、会社説明会。【大学4年生回答】
・ 学生の70.5%が企業への興味が一番深まったのは、「会社説明会」と回答。
・ 学生の31.5%が、就職活動中に印象が悪いと感じたのは「会社説明会時」と回答。
■ 学生も見込み客との意識が重要。
・ 学生の74.5%が、就職活動中にイメージが悪かった会社の商品の購入やサービスの提供を受けたくないと回答。【大学4年生回答】
■ 採用をする上で、学生への熱意や真摯な態度が一番大切だと思っているのは、わずか18.0%のみ。学生との意識の違いが浮き彫りに。【中小企業人事担当者回答】
■ 売り手市場の真実!売り手と感じているのは、一部の学生。学生の43.5%が、就職活動において、「売り手市場」と実感できず。【大学4年生回答】
■ 中小企業の採用活動における悩みは、「応募者減少」、「内定者辞退」。人材についての悩みが大多数。【中小企業人事担当者回答】
< 調査概要 >
昨年度の就職活動(2007年3月卒業予定の大学4年生対象)を振り返り、中小企業の人事担当者と大学4年生にインターネットアンケートを行い、それぞれ採用活動と就職活動に関して、意識調査を実施。
■ 調査主体: 株式会社ベンチャー・オンライン
■ 調査方法: 株式会社インフォプラントのモニターによるインターネット調査
■ 調査期間: 2007年2月1日〜2日
■ 調査対象:
(1)中小企業の人事担当者(今回の調査は、従業員200人以下で、未上場の会社を対象)
(2)2007年3月卒業予定の大学4年生
■ 回答人数:(1)200人(2)200人
(ベンチャー・オンライン http://online-group.jp//同社プレスリリースより抜粋・3月15日)