平均2.51社から内定を得る18卒学生 辞退を防ぐため求められるフォローとは
採用売り手市場が続く中で、複数社から内定を得る学生が増えている。リクルートキャリアが2018卒の学生を対象に実施した「就職プロセス調査」によると、12月1日時点での平均内定取得社数は一人あたり2.51社で、2016卒(2.3社)、2017卒(2.37社)を上回った。
内定辞退を防ぐため、仕事への理解を深めてもらうことを目的に、内定者フォローに力を入れる企業も増えている。JTBは早期から学生に向けた仕事講座を実施。仕事の模擬体験や社員とのミーティングなどを行っているほか、泊まりがけの旅行など、学生同士が交流を深められる機会も設けている。サントリーホールディングスは、内定者と人事部の社員が閲覧できる専用サイトを開設。製品の知識に加え、ビジネスマナーや英語なども学ぶことができるという(日本経済新聞より)。
複数の企業の中から学生に自社を選んでもらうためには、学生と接する頻度を増やし、自社の魅力をうまく伝えることが重要だ。売り手市場が続く19卒採用において各社がどのような施策を行うのか、動向が注目される。
(『日本の人事部』編集部)