2017年8月の転職求人倍率は前月比+0.13ptの2.44倍~求人数は33ヵ月連続で最高値を更新。お盆や夏季休暇などの影響で、転職希望者数は微減(転職サービス「DODA(デューダ)」調べ):パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(旧社名:インテリジェンス、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2017年8月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2017年8月の概況
2017年8月の転職求人倍率は、前月比+0.13ポイントの2.44倍となりました。求人数は前月比100.5%、前年同月比120.7%となり、33ヵ月連続で調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新しました。転職希望者数は前月比95.4%、前年同月比139.3%でした。
業種別にみると、求人数が増加したのは9業種のうち「メディア」「メーカー」「小売・外食」「サービス」の4業種となりました。特に伸びたのは、「サービス」(前月比103.2%)、「小売・外食」(前月比103.0%)でした。職種別で求人数が増加したのは、11職種のうち「営業系」「技術系(電気・機械)」「技術系(化学・食品)」「技術系(建築・土木)」「専門職」「販売・サービス系」の6職種となりました。特に伸びたのは、「技術系(化学・食品)」(前月比105.5%)、「専門職」(前月比103.2%)でした。
■解説 ~お盆や夏季休暇が終わり、転職希望者の活動は再び活発化。求人数は9月以降も増加の見込み~
8月はお盆や夏期休暇などの影響で、転職希望者の活動が落ち着く傾向にあり、今年も例年通りの動きとなりました。転職希望者の数は今年の4月から増加し続けていましたが、8月は微減でした。
求人数は、9月も増加する見通しです。9月は3月決算の企業にとって上半期の最終月に当たり、会社によっては上期の採用目標を達成しようと採用活動を活発化させるケースもあります。これまで採用を行っていたポジションにおいて勤務地別に求人するなど、転職希望者に応募してもらいやすいよう募集内容を具体化する動きも見られ、求人のバリエーションはさらに広がっていくと考えられます。一方で、年内に転職先を決めることを目指し活動を始める転職希望者が増えるため、求人倍率は下降する見込みです。それでも転職希望者にとっては、数多くの選択肢から仕事を選べる状態ですので、希望する求人があれば積極的にチャレンジすることをおすすめします。また、9月から11月頃にかけては、来年3月までに採用予定の求人が追加されていきます。希望の求人を見逃さないように、定期的に求人を確認することも重要なポイントです。(DODA編集長 大浦 征也)
※DODAサイトでご覧いただける「DODA転職求人倍率レポート」では、詳細なデータや考察を掲載しております。
※調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /9月11日発表・同社プレスリリースより転載)