求められる従業員の「キャリア自立」 スキルアップを支援する長期休暇制度とは
社員のスキルアップを支援するために、長期休暇取得を認める企業が増えている。
多言語ビジネス支援のWIP(ウィップ)ジャパン株式会社は2017年7月から、勤続3年ごとに3ヵ月ずつ、海外渡航を前提とした休暇の取得を認める制度を導入。制度の取得によって従業員の見識が広がり、新たなスキルの開発へとつながることを期待している。また、ヤフー株式会社でも、一定のキャリアを積んだ社員に対し、最大3ヵ月間の休暇の取得を認める「サバティカル制度」を、2013年に導入している。
長期休暇を取得することで従業員は、資格取得や語学力向上などのためにまとまった時間を取ることができる。経営環境の変化が激しい現在、企業が継続的に成長していくためには従業員のさらなる能力の向上が必須であり、同様の制度を柔軟に取り入れようとする企業は、今後ますます増えてくるのではないだろうか。
(『日本の人事部』編集部)