人材の多様性による競争力の再構築~『ダイバーシティ・マネジメント入門~経営戦略としての多様性』(尾﨑俊哉:著)ナカニシヤ出版より発刊
株式会社 ナカニシヤ出版(本社:京都府京都市、社長:中西健夫)は、尾﨑俊哉:著『ダイバーシティ・マネジメント入門~経営戦略としての多様性』を刊行しました。
女性や外国人をはじめ、さまざまな人材の活用をめざすダイバーシティ・マネジメント。組織における人材の多様性の実現は、新たな競争力を構築するための戦略としても注目されています。政府も2015年に「女性活躍推進法」を作り、組織の人材の多様性を促しています。
しかしほんとうに、組織が多様な人材を揃えると、企業は業績を向上させ、競争力をたかめることができるのでしょうか。この点について経営者が確信を持てない限り、ダイバーシティ・マネジメントが経営上の優先課題とされることも、経営者が覚悟をもって取り組むこともないでしょう。
本書は、通常のダイバーシティ・マネジメントの指南書とは一線を画し、どのようなダイバーシティ・マネジメントが、なぜ、業績の向上や競争力の強化につながるのかを始めとした経営戦略上の意義を、経済学と経営学の理論をふまえて考察するものです。
■概要
ダイバーシティ・マネジメント入門~経営戦略としての多様性
著者:尾﨑 俊哉
定価:本体2,200円+税
発売日:2017年3月30日
判型:A5・176ページ
ISBN:9784779511509
■目次
1 ダイバーシティ・マネジメント――経営者の関心の高まり
2 歴史と現状、ダイバーシティ・マネジメントのルーツ(1)
――差別、異文化マネジメント
3 歴史と現状、ダイバーシティ・マネジメントのルーツ(2)
――競争力の再構築
4 人材の登用と企業の業績
5 「同一財」をめぐるダイバーシティ・マネジメントと企業業績
6 統計的差別
7 「多数財」をめぐるダイバーシティ・マネジメントと企業業績
8 組織能力――まとめにかえて
参考文献
あとがき
■著者プロフィール
尾崎俊哉(おざき としや)
1959年生まれ。米ジョージ・ワシントン大学政治学研究科博士後期課程修了。Ph.D. 現在、立教大学経営学部教授。J-WIN理事。国際経営・比較経営を担当。「ビジネスのグローバル化、ダイバーシティ・マネジメントとリーダーシップ」(日向野幹也編『入門ビジネス・リーダーシップ』、日本評論社、2007年)、”Open Trade, Closed Industry”(Anthony D’Costa, ed., Globalization and Economic Nationalism in Asia, Oxford University Press, 2012)、ほか。
◆書籍の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社 ナカニシヤ出版 http://www.nakanishiya.co.jp/ /3月発表・同社プレスリリースより転載)