2017年3月の転職求人倍率は前月比0.21pt増の2.59倍~求人数は28ヵ月連続で過去最高。早くも新年度の募集が始まる。転職サービス「DODA(デューダ)」調べ:インテリジェンス
総合人材サービス、パーソルグループの株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾太郎)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2017年3月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
■2017年3月の概況
2017年3月の転職求人倍率は、前月比+0.21ポイントの2.59倍となりました。求人数は前月比+2.6%、前年同月比+21.2%となり、28ヵ月連続で調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新しました。転職希望者数は前月比-5.9%、前年同月比+31.4%でした。
業種別にみると、求人数が増加したのは9業種のうち「その他」を除く8業種となりました。特に伸びたのは、「メーカー」(前月比+5.9%)、「メディカル」(前月比+4.6%)でした。職種別では求人数が増加したのは11職種のうち「専門職」「販売・サービス系」を除く9職種となりました。特に伸びたのは、「技術系(化学・食品)」(前月比+10.0%)、「技術系(IT・通信)」(前月比+4.7%)でした。
■解説 ~新年度の採用ポジションを募集する企業が多く、求人数は増加。4月以降も転職先の選択肢は広がる~
3月は、新年度の採用ポジションを前倒しで募集し始めた企業が多かったため、求人数は増加し、28ヵ月連続で調査開始以来の最高値を更新しました。一方で、転職希望者は1、2月に比べると減少し、求人倍率は上昇しました。転職市場は、転職希望者数に比べて求人数が多い売り手市場となっており、さまざまな求人の中から転職先を選べる状況が続いています。
4月以降は新年度の中途採用人数を前年度よりも増やす予定の企業が多く、今年度も引き続き求人数はゆるやかに増えていく見込みです。また、これまでは中途採用をしていなかった部署で新しく採用を始めた企業も見られ、転職先の選択肢はこれまで以上に広がっています。4~5月のゴールデンウィーク頃までは転職希望者の動きがやや落ち着く傾向にあるため、求人倍率は4月も上昇するでしょう。これから転職活動を始める方は、転職希望者が比較的少ない4月のうちにできるだけ多くの求人を検討し、積極的に応募することをおすすめします。(DODA編集長 大浦 征也)
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
※ DODAサイトでご覧いただける「DODA転職求人倍率レポート」では、詳細なデータや考察を掲載しております。
※ 調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報室までお問い合わせください。
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◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ /4月11日発表・同社プレスリリースより転載)