キャリアプランに関する意識、男女での違いが明確に。一般社員男性の約半数は、キャリアプランを考えていない~『働く人のキャリアに関する意識調査』:アデコ
世界最大(※1)の人材サービス企業であるアデコグループの日本法人で、総合人事・人材サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川崎 健一郎、以下「アデコ」)は、日本全国の2,782名の働く人を対象に「キャリアプラン」に関する意識調査を実施しました。
*1: Staffing Industry Analysts 2016、人材サービス企業売上ランキングより
【「キャリアプラン」に関する意識調査サマリー】
1.一般社員では、キャリアプランを考えていない男性は約5割。
2.キャリアについて、女性の方が男性よりも前向きに捉えている。
3.キャリア開発支援について、女性は会社への期待度が高く、男性は自身で行う志向性が強い。
4.現在の勤め先でキャリアを磨きたい男性約6割に対し、転職を視野に入れてキャリアを磨きたい女性
【1】:一般社員のうち47.3%が将来のキャリアプランについて「特に考えていない」
「特に考えていない」の内訳を男女別で見ると、男性49.1%、女性42.5%でした。また、「現在、模索している最中」と回答した女性は、男性よりも5.4ポイント高く、女性の方がキャリアプランについて何かしら考えている傾向が見える結果になりました。
【2】:自身や社会への不安要素からキャリアを考える男性、約7割。
キャリアを考える理由について「キャリアを自分で考えて構築し、より良いキャリアを実現したい」と回答した女性が41.6%、男性は36.3%と、キャリアを積極的に考えている女性が多いことがうかがえます。また、自身や会社の将来への先行きが不透明だから等、「不安」要素を含めた回答は、男性の約7割を占めました。
【3】:キャリア開発に関する勤務先の支援について、4.5割以上の男性は、「特にない、勤め先の支援は必要ない」。
勤め先に「キャリア開発についての相談、カウンセリングの受付」を望むと回答した女性が20%いるのに対し、男性は14.6%に留まり、女性のほうが相談やカウンセリングを望む傾向があり、男性はキャリア開発を自分自身で行う傾向が見られました。
【4】:「現在の勤め先」でキャリアを築きたい男性、約6割。
キャリアを築く場所、環境について「現在の勤め先」と回答した男性が57.7%に対して、女性は48.3%に留まり、男性の方が現在の勤務先に留まりキャリアを築いていきたいという志向が高いことが分かりました。
一方で、女性は一つの企業にこだわらず、転職を視野に入れたキャリアプランを考えていることが予測できます。
※アンケート結果のインフォグラフィックをアデコのウェブサイトで公開しています。
詳細は、こちらをご覧ください。
【調査概要】
調査対象:日本全国の20代~60代の働いている人
有効回答:2,782人
調査方法:インターネット調査(日経BPコンサルティング調べ)
実施時期:2016年5月
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(アデコ株式会社 http://www.adecco.co.jp/ / 12月6日発表・同社プレスリリースより転載)