採用スケジュール変更「影響あった」が6割超。「前々年度のスケジュ ール(12月説明会開始、4月選考開始)が良い」との回答が4割~企業の『新卒採用スケジュール等に関する調査』:大阪商工会議所
大阪商工会議所は、大阪商工会議所会員に向けて行った、企業の「新卒採用スケジュール等に関する調査」の結果を発表しました。
◆調査結果のポイント
I.2017年3月卒業予定者(大学卒・大学院卒)の採用活動について
●2017年3月卒業予定者の採用活動について、6割(59.6%)の企業が「実施」あるいは「実施中」であり、そのうち4割以上(41.3%)が採用予定人数を「確保できていない」と回答した。前年度より卒業予定者の確保が「厳しくなった」との回答が約6割(58.7%)を占めた。
●今年度変更された採用スケジュールについては、6割超(65.3%)の企業が「影響があった」と回答し、採用予定人数が確保できたか否かに関わらず、「前々年度のスケジュ ール(12月説明会開始、4月選考開始)が良い」との回答が4割(40.5%)であった。
II.同一労働同一賃金について
●「同一労働同一賃金」制度導入については、「賛成」が48.9%、「反対」が48.4% と回答が分かれた。
●賛成理由として、半数以上が「非正規社員のモチベーションが向上する」(53.3%)、 「優秀な人材が確保しやすくなる」(51.1%)を挙げ、反対理由は「賃金バランスが 崩れ、正社員のモチベーションが下がる」(63.7%)、「人件費総額が上昇し、企業収 益を圧迫する」(51.6%)等であった。
【調査概要】
◆調査目的:
2017年3月の新規学卒者(大学・大学院生)の採用スケジュール変更(選考開始時 期の6月への繰り上げ)が企業の採用活動にどのような影響を及ぼしたか、及び政府が進める「同一賃金同一労働」制度に対する企業の意向について、会員企業の実態を調査し、今後の事業展開の参考とするため。
◆調査期間: 2016年10月12日(水)~10月25日(火)
◆調査対象: 大阪商工会議所会員のうち2,264社
◆調査方法: 調査票の発送・回収ともにファクシミリ
◆有効回答数(回答率): 203社(9.0%)
◆本リリースの詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。
(大阪商工会議所 http://www.osaka.cci.or.jp/ / 11月22日発表・同会議所プレスリリースより転載)