扶養(配偶者)控除の廃止、「賛成」は44%。現在、扶養(配偶者)控除内で働く女性の63%が「廃止されたら今までよりも働く」と回答~『働く女性の実態調査』:ディップ
ディップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼CEO:冨田英揮)は、自社で運営する人材派遣の求人情報サイト「はたらこねっと」において、「はたらこねっとユーザーアンケート –扶養(配偶者)控除の廃止とその後の働き方について-」を実施しました。
扶養(配偶者)控除廃止案、賛成44%、反対が56%
扶養(配偶者)控除廃止が検討されている事の「賛成」・「反対」について質問したところ、44%が「賛成」、56%が「反対」と回答しました。(Q1)
Q1. 扶養(配偶者)控除廃止を検討していますが、それについて賛成ですか?反対ですか?
賛成 44% / 反対 56%
「賛成」を選んだ方々のコメントでは、「女性ももっと社会で活躍すべき」、「もっと働きたかった」という廃止の目的と合致した意見や、「独身や共働きで沢山働いている世帯が損をしている」など、現状に不公平を感じるとの意見が見られました。「反対」を選んだ方々のコメントでは、「事情を抱え、働きたくても働けない」、「控除を廃止する前に女性の働きやすい社会にする制度を整えるべき」など不安や不満の意見が多く見られました。
働く女性の関心度は高い!「扶養(配偶者)控除廃止の検討」認知度は80%
扶養(配偶者)控除廃止について検討されていることを知っているか質問したところ、「知っていた」が57%、「知っていたが、内容までは知らなかった」は23%となり、認知度は80%となりました。(Q2)
Q2. 扶養控除(配偶者控除)廃止を検討していますが、それについてはご存知でしたか?
知っていた 57%
知っていたが内容までは知らなかった 23%
知らなかった 20%
また2016年10月から、一部のパートタイマーの方の社会保険の加入義務が130万円以上から106万円以上に引き下がりました。このことについて知っていたかを質問したところ、44%が「内容までしっかり知っていた」、29%が「知っていたが、内容までは知らなかった」と回答しました。 (Q3)
Q3. 社会保険加入が必要な「130万」の壁が「106万」に引き下がることをご存知でしたか?
知っていた 44%
知っていたが内容までは知らなかった 29%
知らなかった 27%
扶養(配偶者)控除内で働く方の71%が年収103万円未満、廃止後は「130万円以上で働くようにしたい」が63%
扶養(配偶者)控除内で働いている、または働いた事がある方に、年収を質問したところ「103万円未満」が71%となりました。
Q4. 扶養内で現在働いている、過去働いていたという方にお聞きします。どの年収帯で働いていますか?
103万未満 71%
103~106万未満 2%
106~130万未満 27%
また、廃止された後の働く時間・年収の目標について質問したところ、働く時間については63%が「今までよりも多くするように働く」と回答(Q5)、年収に関しても63%が「130万円以上で働くようにしたい」と回答しました(Q6)
Q5. 社会保険加入が必要な「130万」の壁が「106万」に引き下がることをご存知でしたか?
今までと変わらないように働く 25%
今までよりも減るように働く 12%
今までよりも多くなるように働く 63%
Q6. 扶養(配偶者)控除の廃止となった場合はどの年収帯で働きたいですか?
働かない 4%
103万未満 17%
103万~106万未満 7%
106万~130万未満 9%
130万以上 63%
「はたらこねっと」では、調査詳細とユーザーの声を公開しています
上記の他にも「仕事さがしの際にどれくらい控除内であることを重視するか」や、「扶養(配偶者)控除内での就業経験」、「扶養(配偶者)控除廃止への期待と要望」などの質問のレポートやコメントなどをご紹介しています。
▼「はたらこねっとユーザーアンケート –扶養(配偶者)控除の廃止とその後の働き方について-」
・実施機関:ディップ株式会社
・調査対象:はたらこねっとユーザー
・実施時期: 2016年9月1日~2016年9月30日
・調査手法:インターネット調査
・有効回答数:1444名
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ディップ株式会社 広報担当
TEL:03-6862-4633 / e-mail:info@dip-net.co.jp
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(ディップ株式会社 http://www.dip-net.co.jp/ /11月8日発表・同社プレスリリースより転載)