17卒学生の参加インターンシップ、ピークは2月、半日・1日型プログラムが約半数を占める結果に~『キャリタス就活2017学生モニター特別調査レポート』(2016/4発行):ディスコ
株式会社DISCO(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は、2017年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、インターンシップへの参加に関する調査を行いました。(調査時期:2016年3月15日~24日、回答数:664人)。
日本経団連「倫理憲章」の見直し(2011年3月改定)により、インターンシップのあり方が厳格化されてから5年が経過しました。ハードルが上がったことで一旦は実施企業が減少しましたが、受け入れ態勢が整ったことで再び増加に転じ、さらに昨年の採用活動時期の繰り下げで、実施企業は急激に増えています。学生との早期の接点としても活用の進むインターンシップについて、参加学生の意識や満足度はどうだったのか。また、就職意向などに影響はあったのか。インターンシップ参加経験のある2017年卒学生モニターを対象に、参加したインターンシップの内容や感想、参加企業への就職志望度などを調査し、インターンシップの影響について分析・考察しました。
【主な調査項目】
1.参加したインターンシップの内容(図表1-1、1-2)
2.インターンシップの情報を探し始めた時期(図表2-1、2-2)
3.インターンシップ先を探す際に重視した点
4.インターンシップ参加前後の就職志望度の変化
5.インターンシップ参加企業からの優遇策(図表3)
6.インターンシップの満足状況
7.インターンシップ参加企業への就職志望度
8.インターンシップ参加企業への就職エントリー状況
9.インターンシップに参加しやすい時期・期間
10.長期実践型の有給インターンシップの経験
<調査結果(抜粋)>
■参加したインターンシップの内容
参加したプログラムを見ると、最も多いのが「プロジェクトタイプ」。前年より3.1ポイント増え、全体の4割近くを占める(38.3%)。「講義タイプ」も20.6%から24.6%へと割合を増やした。職場に配属され業務を任される「実務・実践タイプ」は17.4%から12.9%に減り、「就業体験」という本来の意味でのインターンシップは全体の1割強にとどまった。
参加期間は「1日」が最も多く(27.5%)、ここに「半日」(20.8%)を足し合わせると、1日以内のショートプログラムへの参加が約半数を占める(48.3%)。前年調査では「3週間以上」(28.9%)が最多であったので、この1年で短期化が一気に進んだ格好だ。
参加社数は平均4.7社。社数の分布をみると、最も多いのは「2社」(16.7%)で、僅差で「3社」(15.8%)、「1社」(14.8%)の順。ただし、1~3社の割合は前年調査よりも大きく下がり(60.4%→47.3%)、4社以上の割合が増えた。ショートプログラムへの参加が増えた分、参加社数が増えたのだろう。
■インターンシップに参加しやすい時期・期間
インターンシップに参加しやすい時期と期間について、プログラム形式ごとにそれぞれ複数回答で尋ねた。どの形式でも参加しやすい時期は「大学3年生の7~9月」が最も数値が高く、「大学3年の1~3月」がそれに続くという結果だった。大学の長期休暇を利用して参加したい学生が多いことがわかる。また、「大学1年」「大学2年」といった低学年時もそれぞれ1~2割程度あった。
参加しやすい期間については、「見学&体験タイプ」は「1日」が最も多く、「講義タイプ」は「半日」、「プロジェクトタイプ」と「実務・実践タイプ」は「1週間程度」が最も多かった。
≪調査概要≫
調査対象: 2017年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)のうち、
1社以上のインターンシップ参加経験者
回答数: 664人(文系男子207人、文系女子224人、理系男子146人、理系女子87人)
調査方法: インターネット調査法
調査期間: 2016年3月15日~24日
サンプリング: キャリタス就活2017 学生モニター(2016年卒以前は「日経就職ナビ・就職活動モニター」)
*調査詳細は同調査レポートをご覧ください。
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(株式会社ディスコ http://www.disc.co.jp/ /4月6日発表・同社プレスリリースより転載)