CBRE、ワークプレイス戦略導入の成果に関する白書を発表
~ワークプレイス向上による組織の活性化~
CBREは本日、新しいワークプレイス戦略の成果に関する白書(日本語版・英語版)を発表しまし た。この「Transforming Corporate Culture Through the Workplace - ワークプレイスを通じた組織活性化」は、CBREが打ち出す「次世代の職場環境」の概念の元、2014年4月から1年間、東京本社で過ごした各社員の経験 に基づく実状、数値、感想を纏めています。また、固定デスクのワークプレイス環境から脱却する理論的根拠、新しい企業文化の追求、効率性と生産性の向上に ついても記述しています。
当白書には、、オフィス環境改良の単なるマニュアルとしてではなく、各組織特有のビジョンや目標を踏まえた上でワークプレイス変革計画の概要をわかりやすく示し、プロジェクトを成功に導くための有益なヒントも数多く含まれています。
CBRE北アジア統括プレジデント兼シービーアールイー株式会社代表取締役社長兼CEOのベン・ ダンカン(Ben Duncan)は、次のように述べています。「ワークプレイスには絶対的に正しい、間違っているといった判断は存在しません。状況に応じて数多くのシナリ オやソリューションが考えられるのです。あらゆる場合に対応可能な万能策はありません」。
白書ではまず、企業文化の定義と、ワークプレイス戦略の導入を通じて、職場環境の再構築を行う方法を検討しています。次に、テーマごとに分類した包括的な質問リストを示し、その回答を考えることでワークプレイス戦略を特定できるようにしています。最後に、チェンジマネジメントプログラムの着手方法に関する実際的なアドバイスを提供しています。ここでは主に、コミュニケーション活動の重要性に注目して います。白書全体の裏付けとして、CBREが2014年4月に実施した移転プロジェクトの成果を取り上げています。
主な内容:経済性を超越
ワークプレイス戦略は、厳しい予算への対応策と考えられがちです。確かにコストやスペースの削減も重要なメリットではありますが、この白書では、職場環境の変化が社員にもたらしうる心理的なプラス面についても掘り下げています。
CBREがワークプレイス戦略を採用し、6カ月後に実施した調査では、次のような結果が明らかになりました。
●企業ブランド:90%が「新しいワークプレイス環境は不動産業界の内外を問わずワールドクラスの組織であることを反映している」と回答
●ワークスタイル:移転前は、「コラボレーション(協働作業)ができるスペースを容易に利用できる」という回答は22%だったが、移転後に77%にアップ
●インフラストラクチャ:78%が「新しいオフィスは社員、業務プロセス、およびITへの投資効果を反映している」と回答
●行動:76%が「新しいオフィスの方が生産性が上がった」と回答
シービーアールイー株式会社ワークプレイスストラテジー部門ディレクターのルホン・リトー (Laurent Riteau)は、次のように述べています。「当社が目指したのは、お客様により近づき、部門間のコラボレーションを強化できる職場環境です。また同様に 重要なのが、新しいオフィスによって社員がワークスタイルを好みに合わせて選択でき、優秀な人材を惹きつけられる魅力です」。
ワークプレイス戦略のメリットとしてはほかにも、より持続可能性が高く「環境に優しい」事業姿勢を促進するという点があります。新しい東京本社で達成された成果は、以下のとおりです。
●キャビネット数を84%削減
●オフィス内の紙資料を92%削減(約2,800万ページ)
●照明を25%削減
●コピー機の数を37台から10台に削減
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(シービーアールイー株式会社 http://www.cbre.co.jp/ /12月17日発表・同社プレスリリースより転載)