データから見る対話の「効果」とは 人材マネジメントの世界において、職場で本音・本心でコミュニケーションできる「対話」の重要性が、近年とみに叫ばれている。本コラムでは、その対話の持つ効果について、最新のデータから多角的に探っていきたい。
集合的効力感とは|「できる」と信じる力は行動を変える 「集合的効力感」とは、ある集団が共通の目標を達成するために自分たちの能力を信じ、達成に向けて前向きに行動できる感覚のこと。米スタンフォード大学の心理学者アルバート・バンデューラ氏により提唱されました。同氏は類似の概念「自己効力感」の提唱者でもあります...
より良いチーム作りのためにできることは? チームビルディングの実践-職場のモヤモヤ解決図鑑【第76回】 良いチームを作るために取り組むチームビルディング施策。研修やワークショップにはどのようなものがあるのでしょうか。また、「研修をやる時間がない」という場合に備え、短時間でできるものや、通常業務の中で意識できるものについてもまとめます。
チームはなぜ、ギクシャクするのか?チームビルディングの基本-職場のモヤモヤ解決図鑑【第75回】 組織やチームには「人間関係がギクシャクしている」「発言量やモチベーションに差がある」など、さまざまな問題が発生します。何をすれば良いチームになるのでしょうか。チームの作り方を学ぶにあたり、チームの定義・どのようにチームができていくかなどを整理します。
チェックインとは――意味や取り入れる際のポイントを解説 「チェックイン」とは、会議におけるアイスブレイクの一つで、テーマを決めて参加者が順番に話していく手法のこと。初対面の人が集まる場では短い自己紹介をしたり、毎週行われる定例会議では「今日の気分」や「最近ハマっていること」などをテーマに話したりします。チ...
その言い方、メンバーの成長機会を奪っていない? 自分の中のアンコンシャスバイアスー職場のモヤモヤ解決図鑑【第39回】 新規事業プロジェクトのメンバー選定を、年齢や学歴を基準に進めてしまった志田さん。それを聞いたメンバーは、彼のアンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)に、働くモチベーションが削がれているようです。アンコンシャスバイアスとは何か、管理職はどのように自己...
スパン・オブ・コントロールとは――意味、組織ごとに適切な人数を考えるために必要なことは 「スパン・オブ・コントロール(Span of control)」とは経営学の用語で、一人のマネジャーが直接管理できる部下の人数や業務領域のことをいいます。スパン・オブ・コントロールを超えた人数の部下を抱えてしまうと、部下の教育や能力開発ができなかった...
ハドルミーティングとは――働き方改革にもつながる、少人数・短時間の会議手法 「ハドルミーティング(Huddle Meeting)」とは、ビジネスシーンにおいて必要なタイミングと必要なメンバーで、10分から30分ほどの短時間で行うミーティングのこと。「ハドル」とは、アメリカンフットボールの試合中に行われる作戦会議のことで、フィ...
ピア・ラーニングとは―学習者同士が協力しながら学び合う学習手法 「ピア・ラーニング」とは、学習者同士が互いに協力しながら学び合う学習手法のことをいいます。「ピア(peer)」とは仲間のこと。教師が講義をして、学習者が聞くという旧来型の一方向的なコミュニケーションではなく、学習者同士が協働して同じプロジェクトを遂行...
センスメイキングとは? ストーリーが生まれることで、説得力が増し前進する 「センスメイキング」とは、直訳すると「意味づけ」で、数字、感情、行動、写真やビデオなど、さまざまなデータを集めて統合する力のことをいいます。マインドフルネスを組織研究の分野に持ち込んだことでも知られる、組織理論家のカール・ワイク氏が提唱しました。企業...
「ブレインストーミング」に必要な四つのルールと三つのポイント 「ブレインストーミング」は、アイデア創出のための会議手法です。特定のテーマに対して会議の参加者が自由に意見を交わすことで、一人では思いつかなかいアイデアを生み出していきます。提唱したのは、「オズボーンのチェックリスト」でも知られる、アレックス・F・オ...
集団になると怠け、効率が低下してしまう「リンゲルマン効果」とは 「リンゲルマン効果」とは「社会的手抜き」とも言われ、集団になると怠け、一人で作業するよりも、一人当たりの効率がかえって低下してしまう現象のことを指します。提唱したのはフランスの農学者リンゲルマン。綱引きの実験において、一人で引く力を100%としたとき...
株式会社ヤッホーブルーイング 井手 直行さんインタビュー|メンバーが自発的に動き、新たなアイデアが次々生まれる企業へ ヤッホーブルーイングを変えた、チームビルディング研修とは(後編) 斬新なアイデアでファンを増やし続ける「よなよなエール」で有名な、ヤッホーブルーイング。フラットで風通しの良い社内からは新しい発想が生まれ、常に複数のプロジェクトが進んでいますが、かつては業績の悪化と共に社員の士気が下がり、チームがうまく機能しない状態...
株式会社ヤッホーブルーイング 井手 直行さんインタビュー|メンバーが自発的に動き、新たなアイデアが次々生まれる企業へ ヤッホーブルーイングを変えた、チームビルディング研修とは(前編) 「よなよなエール」「水曜日のネコ」「インドの青鬼」など、個性的なクラフトビールの製造・販売で知られるヤッホーブルーイング。1996年の設立から20年ほどでクラフトビールの業界シェアトップとなり、現在、ビール業界全体でも大手ビールメーカーなどに次いで、...
ピア効果 「ピア効果」とは、仲間や同僚などがお互いの行動、生産性に影響を与え合うことをいいます。ピア(peer)は、年齢・地位・能力などが同等の者、同僚、同輩、仲間を意味する英語で、教育分野などでよく用いられる用語です。一般的には、能力や意識の高い仲間が同じ環...
トランザクティブ・メモリー 「トランザクティブ・メモリー」(Transactive memory)とは、1980年代半ばに米ハーバード大学の社会心理学者、ダニエル・ウェグナ―が唱えた組織学習に関する概念で、日本語では「交換記憶」あるいは「対人交流的記憶」「越境する記憶」などと訳...
パフォーマティブ・ラーニング 「パフォーマティブ・ラーニング」とは、身体を使って他者の前で演じたり、表現したりすること(パフォーマンス)をきっかけにして、内省を深め、自己の振る舞いや他者との関係性に対する気づきを促す新しい学びの手法です。人材育成や組織改革への活用が期待されており...
株式会社ホテルオークラ東京:“和”を重んじる、ホテルオークラ東京の人材開発とは? ホテルビジネスが心のビジネスである以上、顧客に上質なホスピタリティを提供できる“人材”こそが、最大の付加価値。今回は、日本のホテル御三家の一角、「ホテルオークラ東京」管理部長の糸正弘さんに、サービスの第一線で活躍できるプロフェッショナル人材の探し方・...
リチーミング 「リチーミング」(reteaming)とは、1990年代前半にフィンランドの精神科医ベン・ファーマン氏と社会心理学者タパニ・アホラ氏によって考案された問題解決およびチーム再構築のためのプログラムのこと。問題の原因や責任の追及にばかり傾く問題志向から、...
アクションラーニング アクションラーニングとは、現実に起きている課題を題材に、グループディスカッションを通じて解決策を考え、そのプランの実施とリフレクション(内省)により、個人やグループ・組織が学習するプロセスをいいます。