『世界最強人事 グローバル競争で勝つ 日本発・人材マネジメント』
(南 和気:著)幻冬舎から刊行
~人事が変わらない限り、日本経済の停滞は続く~
株式会社幻冬舎メディアコンサルティングは、南 和気:著『世界最強人事 グローバル競争で勝つ 日本発・人材マネジメント』を刊行しました。
■内容紹介
1990年代、「経済のボーダーレス化」という言葉が盛んにメディアを賑わし、企業の活動が一気にグローバル化しました。大手企業を中心に製造・販売・調達・経理といったさまざまな部門がグローバル化に取り組んできましたが、その流れから取り残されてしまったのが人事部門です。日本の人事の特徴として挙げられる年功序列や終身雇用、新卒一括採用といった制度は、高度経済成長期からバブル期においては有効に機能していましたが、経済がグローバル化し企業活動がより多様化・複雑化する一方で、人口が減少し、かつ労働者の高齢化が進んでいる日本の現状においてはすでに過去のようには機能しなくなっています。
日本の人事制度はいたるところで綻びを見せています。今こそ日本企業は過去にとらわれることなく「人のグローバル化」に真剣に向き合い、「世界で戦える人事部門」に生まれ変わらなければならないのです。グローバル人事とは、事業に最適な人材を見つけ出し、育成し、配置することをグローバルスケールで行う方法論のこと。しかし、独特な人事慣行を持つ日本企業に海外企業のグローバル人事のやり方をそのまま定着させるのは難しいでしょう。
本書では、海外の方法論を日本の人事慣行と上手にブレンドした「日本型のグローバル人事」について、実際に導入して成功している8社の人事部門のキーパーソンへのインタビューを通して紹介していきます。人を選ぶとは、人を育てるとはどういうことか、企業内におけるコミュニケーションとは何か、ダイバーシティ(多様性)はなぜ重要なのか、人口減少時代における企業の人材戦略に求められることは何か――これからの日本の人事の在り方を、読者と共に考える1冊です。
■書籍概要
世界最強人事 グローバル競争で勝つ 日本発・人材マネジメント
著者:南 和気
価格:800円(税抜)
ISBN:9784344973367
初版発売日:2015/10/14
仕様:新書 251ページ
■目次
第1章:グローバル競争から取り残された日本企業の人事
第2章:「日本の伝統的人事」でもなく「海外企業のモノマネ」でもない――
日本企業の人事が目指すべき「第3の道」はあるのか?
第3章:「経営と一体化」した人材マネジメントを実行する
第4章:社員のパフォーマンスを最大化し、グローバル人材を育成する
第5章:全社的な組織力をいかに高めるか――グローバル人事に求められる「組織開発」
第6章:「人」を見つめる緩やかなグローバル人事が道を開く
■著者紹介
南 和気(みなみ かずき)
SAPジャパン株式会社 人事・人財ソリューション部 部長
大阪大学法学部卒業後、米国企業を経て2004年、SAPジャパンに入社。人事・人材戦略コンサルティングのスペシャリスト。欧米企業で広く導入されているグローバル人事の手法を、日本に適応させた「日本型タレントマネジメント」を2006年より『人材教育』に連載発表。500社に及ぶ日本の顧客企業とともに、2010年より「グローバル人材フォーラム」を開催し、事例発表による日本発・人材マネジメントのノウハウ普及に尽力している。
◆本書籍の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社 幻冬舎メディアコンサルティング http://www.gentosha-mc.com/ /10月発表・同社プレスリリースより転載)