リクルートワークス研究所、「就業希望者年代比較調査」を実施
~前職から離職後1年以上経過している人は就業希望者の67.5%~
リクルートワークス研究所(株式会社リクルートホールディングスの人と組織に関する研究機関)では、「就業希望者年代比較調査」を行いました。未就業の実態を理解するためには、未就業で求職活動をしている失業者だけでなく、就業を希望しているが求職活動を行っていない者にまで拡げて捉える必要があると言われています。この両者について調査した、リクルートワークス研究所にとって初となる「就業希望がある未就業者の実態」をご報告いたします。
レポート全文につきましては、以下リクルートワークス研究所のサイト(PDF)よりダウンロードいただけます。
<トピックス>
■集計トピックス
・未就業期間:前職を離職してから1年以上就業していない人は未就業者の67.5%
・前職の離職理由:若年層(18歳~34歳)未就業者の離職理由は、「メンタルヘルス面の不調」がトップ
・就職意向:就職希望があっても「すぐに就職したい」のは全体の39.6%にとどまる
■調査トピックス
・就業を希望しているが求職活動を行っていない人も対象とした「就業希望者年代比較調査」
未就業の実態を理解するためには、未就業で求職活動をしている失業者だけでなく、就業を希望しているが求職活動を行っていない者にまで拡げて捉える必要があると言われています。
今回、リクルートワークス研究所では初めて未就業の全体像を把握できる「就業希望者年代比較調査」を実施することで、年代別の未就業の要因、期間、生活実態を明らかにしました。
・未就業者の実態を年代別に把握した調査
未就業の課題は若年層に多いものと思われがちですが、この調査によって年代別に未就業の背景が異なることが判明しました。
<調査概要>
調査目的:
就業を希望しながら未就業である者の、未就業の要因や期間、生活実態を明らかにすること
調査対象:
首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)に在住する、就業を希望しているが、就業していない18歳~69歳の男女 ※完全失業者、就業希望者が対象で、学生・内定者・休業者は除く
有効回答者数:
1,968名
集計対象者数:
1,120名(子どもと同居する女性を集計対象から外している)
また、年代別の集計では、18歳~34歳を「若年層」、35歳~54歳を「ミドル層」、55歳~69歳を「シニア層」と分類している。
調査方法:
インターネットのモニターサンプルを活用し、「労働力調査」(総務省統計局2013年)と「国勢調査人口等基本集計」(総務省統計局2010年)をもとに、都県別、男女別、年代別に割付を実施した
調査期間:
2015年1月6日~8日
◆本調査の詳細はこちら(PDF)をご覧ください。
(株式会社リクルートホールディングス リクルートワークス研究所 http://www.works-i.com/ /7月8日発表・同社プレスリリースより転載)