東京商工会議所、平成27年度中堅・中小企業の新入社員の意識調査結果について
~入社した会社を知ったのは「学校就職部」(30.7%)から~
東京商工会議所は、「新入社員ビジネス基礎講座」(3月31日~4月9日開催)に参加した中堅・中小企業の新入社員949名を対象に行った意識調査結果を別紙の通りとりまとめた。(有効回答948名、99.9%)
調査結果概要は次のとおり。
【調査概要】
1.就職活動は順調だったか
⇒全体には顕著な改善傾向が続く(「順調だった」「ほぼ順調だった」の合計、50.8%)が、高卒・専門学校卒よりも大卒者が厳しいとみており、学歴によって感じ方に差も
2.就職活動で苦労したことは何ですか(3つ選んで下さい)
⇒62.8%で自己分析に苦労が4年連続のトップ
3.入社した会社を選んだ理由は(3つ選んで下さい)
⇒「仕事の内容がおもしろそう」(49.9%)「自分の能力・個性が活かせる」(47.6%)「職場の雰囲気が良かった」(44.9%)の上位回答は変動ないものの、差が小さくなりつつある
4.入社した会社をどのようにして知りましたか
⇒回答数首位に「学校就職部」(30.7%)が3年ぶりに返り咲き。特に高学歴層で「知人の紹介」が増加
5.就職活動の期間と内定数
⇒倫理憲章改定の影響が続き、大学(理・文系)卒で大学3年時1月~3月期の就職活動開始者が目に見えて増加。大学4年時5月以前の入社(内定)決定も増加し、就職活動の短期化に拍車
6.今の会社でいつまで働きたいか
⇒「特に考えていない」(36.7%)と「定年まで」(36.3%)で70%超に変動なし
7.仕事をしていく上での不安(3つ選んでください)
⇒ビジネスマナーへの不安感が減少(平成25年度からの推移、48.6%→44.1%)する一方、情報機器の取扱いを不安視(平成25年度からの推移、16.5%→23.2%)する傾向
8.利用しているSNS(複数選択)
⇒90%以上がLINEを使用(90.5%)しており、他のSNSを圧倒。女性はほぼ全員が何らかのSNSを活用している
【本件担当・問い合わせ先】
東京商工会議所
人材・能力開発部研修センター
担当 小林、小御門
TEL 03-3283-7650
FAX 03-3201-0507
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(東京商工会議所 http://www.tokyo-cci.or.jp/ /6月1日発表・同団体プレスリリースより転載)