リクルートワークス研究所、「ワーキングパーソン調査2014」を公開
~男性正社員・正職員の約半数は役職者であるが、女性は2割弱にとどまる~
リクルートワークス研究所は、「ワーキングパーソン調査2014」の基本報告書を公開しました。「ワーキングパーソン調査」は、ここ数年の社会・経済動向を受けて変化する「働く個人の就業に関する実態と意識」を、定期的にかつ多面的に把握するために調査を企画、実施しています。
【トピックス】
<現在の役職>
◆ワーキングパーソンの役職についている割合は約4人に1人
◆男性正社員・正職員の約半数は役職者であるが、女性正社員・正職員の役職者は2割弱にとどまる
◆男性は大卒の役職者が多いが、女性は学歴の影響がほとんどみられない
<ワーキングマザーの働き方の変化>
◆子どもをもつ女性のワーキングパーソンのうち、約6割が第1子出産を機に転職
◆現在正社員・正職員の人では、逆に「転職していない(出産前と同じ勤務先)」が62.3%となっている
◆学歴別でみると、高等学校卒では「転職した」が約7割、大学卒では「転職した」と「転職していない」がほぼ同じ割合
<生活のために働かざるを得ないと思う年齢>
◆生活のために働かざるを得ないと思う年齢は、「61~65歳まで」が最も多く約3分の1を占める
◆「生涯現役にならざるを得ない」も21.6%を占め、特にフリーター、派遣、業務委託で全体よりも高め
◆正社員・正職員では「61~65歳まで」が全体と比較して高く、39.9%を占める
◆女性では19.8%が「いつでも辞めることが可能」しており、男性よりも約10ポイント高い
◆学歴別では高等学校卒、専修各種卒で「生涯現役にならざるを得ない」が3割弱と高め
【調査概要】
■目的
首都圏で働く人々の就業に関する実態と意識を明らかにする。
■調査対象母集団
首都圏50km(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)で、正規社員・正規職員、契約社員・嘱託、派遣、パート・アルバイト、業務委託として2014年8月最終週に1日でも就業している18~69歳の男女。(学生除く)
(今回より60~69歳を調査対象に追加。そのため本報告書では60代を除く調査結果も掲載している)
■サンプル数
9857名(男性:5600名、女性:4257名)
(06年集計よりウエートバックによる集計は行っていない)
■調査期間
2014年9月4日~9月11日
■調査方法
インターネットモニター調査
◆詳細はこちら(PDF)をご覧ください。
(株式会社リクルートホールディングス リクルートワークス研究所 http://www.works-i.com/ /3月25日発表)