「2015年卒マイナビ学生就職モニター調査 12月の活動状況」を発表
~ 就活開始直後から活発な活動を展開し、活動量は前年よりやや増加傾向。
「内定を取る自信」が高まり、景気向上への期待感から自分たちの就職活動は「楽になる」 が大幅増 ~
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2015年卒業予定の学生を対象とした「2015年卒マイナビ学生就職モニター調査 12月の活動状況」の結果を発表しました。なお、2015年卒学生を対象とした「マイナビ学生就職モニター調査」は、今回が初の発表となります。概要は以下の通りです。
【TOPICS】
12月1日の採用広報活動解禁とともに、2015年卒の就職活動がスタートした。景気が回復傾向にある中、就職環境の好転により状況を楽観した学生の活動量低下が懸念されていたが、12月の平均エントリー数は全体で前年同月比3.3社増の44.3社となり、特に理系男子のエントリー数が前年同月比6.7社増の39.3社と大きく伸びた。人事担当者との接触も前年と比べて増加しており、企業側も前年以上に活発に採用活動を展開していることが推測される。就職環境好転の追い風に加えて、しっかりと準備を進めてきた学生が多いようで、内定を取る自信を強めている学生が増えた。先輩と比較して自分たちの環境が楽になると考える学生も前年よりも大幅に増えている。
<調査結果の概要>
■ エントリー・企業研究・合同説明会への参加学生は9割前後とスタート直後から活発な活動
就職環境の好転により、行動量が減少する懸念もあった12月だが、学生は順調に活動をスタートしている。「企業にエントリーした」「企業研究をした」「合同企業説明会に参加した」などの回答割合が9割前後となり前年並みに活発な活動を見せている。「大学の就職課やキャリアセンターに相談した」が前年同月比3.3pt増の40.7%、「人事担当者と会った」が前年同月比6.2pt増の55.0%、「個別企業セミナーに実際に参加した」も前年同月比1.6pt増の70.8%となっていることから、フットワークよく積極的に活動していたことが読み取れる。
■ 平均エントリー社数・合同説明会の合計訪問社数などが前年を上回り、積極的に企業と接触
12月の活動量は前年よりやや多かったようだ。12月の平均エントリー社数は前年同月比3.3社増の44.3社となり、12月に集中的にエントリーが行われていた2014年卒の活動量を上回る結果となった。特に理系男子は前年同月比6.7社増の39.3社と目立って増加している。また、合同企業説明会で訪問した合計社数の平均も前年同月比1.9社増の14.1社と活発な様子がわかる。12月の就活費用(平均)は、「その他(スーツや書籍など)」が前年同月比632円増の19,827円だったのに対して、「交通費・宿泊費」も前年同月比1,623円増の9,286円と大きく増加していることから、積極的に企業との接触機会を増やしているようだ。
■ 景気向上の期待感から、自分たちの就職活動は「楽になる」が大幅増
内定を取る自信について聞いてみると、「(大いに+少し)ある」と回答した割合は前年同月比5.8pt増の49.0%となり、前々年同月の2013年卒と比較しても“自信がある割合”が高いことがわかる。自信がある理由を聞いてみると、「資格を持っている」「英語力に自信がある」など特定のスキルに裏打ちされているものや、「しっかりと準備をしている」「これまで努力してきた」など行動に因っている回答も多かった。また先輩と比較して自分たちの就職活動がどうなるかを聞いてみると、「(かなり+多少)楽になる」との回答が前年同月比18.4pt増の29.8%と大幅に増加した。その理由としては、アベノミクス効果や東京オリンピックの開催決定による景気の向上を挙げる声が多く、企業の採用数増加への期待も合わせて膨らんでいるようだ。
「2015年卒マイナビ学生就職モニター調査 12月の活動状況」概要】
※1989年からモニターアンケートを実施
○調査内容/就職活動状況の定点調査 ○調査方法/Web上のアンケートフォームより入力
○調査期間/2013年12月25日~2014年1月3日まで
○調査対象/2015年卒業予定の全国の大学3年生及び院1年生 モニター4,209名 有効回答率43.0%
回答数1,811名(文系男子382名、理系男子522名、文系女子414名、理系女子493名)
※調査結果の詳細は採用サポネットで公開しています
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ http://www.mynavi.jp/ /1月16日発表・同社プレスリリースより転載)