ジョブウェブ、インターンシップ経験に関する調査を実施
不満が残ったインターンシップ・課題は「学生へのフィードバック」
人材採用コンサルティング会社、株式会社ジョブウェブ (本社:東京都港区 代表取締役社長:佐藤孝治 以下、当社)は、2012年10月2日~10月10日に、2014年度卒のジョブウェブ会員の学生を対象にインターンシップ経験に関する調査を行い、「不満が残ったインターンシップ(以下、不満インターンシップ)」について尋ねました。「社員からのフィードバックの不十分さ」「内容の物足りなさ」「参加学生のレベル・意欲の低さ」がインターンシップ参加者の不満に繋がることが伺える結果となりました。
■ 調査概要
調査期間:
2012年10月2日~10月10日
調査対象:2014年度卒業予定のジョブウェブ会員321名 (慶應義塾大学43名 早稲田大学27名 東京大学20名 京都大学16名 明示大学12名 立命館大学12名 同志社大学11名 大阪大学10名 東京工業大学9名 他)
【「フィードバックの不十分さ」「内容の物足りなさ」「参加学生の様子」に対し不満の声】
不満インターンシップのどこが良くなかったのかを尋ねたところ、「当てはまる」という回答が最も多かったのは「フィードバックを十分に貰えなかった(35.9%)」「やりがいのある課題や仕事を任されなかった(35.4%)」の2点でした。またインターンシップの内容に関しては、「会社説明」は7割強(76.3%)が「あった」と回答した一方、「フィードバック」に関しては、5割弱(47.0%)に留まっていました。不満インターンシップに対する学生の感想を見ると、「フィードバックが不十分」、「成長や気づきが得られない」、「周りの学生が優秀でなく、やる気も感じられない」等の不満が多数寄せられていました。
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■不満インターンシップについての学生の感想(回答抜粋)
•主にグループワークが多かった。フィードバックも特になく、ただグループワークをして終わりという感覚だった。
•参加学生が非常に多く一人一人にフォーカスしておらず、一般的な方法の紹介で本をよめば事足りると感じた。
•ほとんど説明会だったのでインターンシップというより会社説明会。何も成長はなかった
•グループディスカッションはあったが業界について漠然と尋ねるゆるめのもので、あまりやりがいがなかった。
•顧客への提案を考える。学生がクリエイティブに考える余地が少なかった。他の学生とのディスカッションもはずまなかった。
•発表を行ったのですが、「いいと思う」といったざっくりとした感想しかもらえませんでした。「ここはもっとこうした方がいい」というように具体的なアドバイス等がなかったので、物足りなかったです。
•フィードバックが非常に甘い。殆ど褒められるだけだった。何が良いのかは分かったが、何が悪いのかが分からなかった。
•若手社員がこちらの質問の答えに窮する場面が多々見られた。
•参加チームの学生の志気の低さ
•選考がなく抽選だったため、あまり優秀な人がいないだけでなく、やる気の感じられない人も見られた。
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【考察】
本調査では不満が残ったインターンシップについて、「社員からのフードバックの不十分さ」「内容の物足りなさ」「学生のレベル・意欲の低さ」に関する厳しい意見が多数寄せられていました。このうち内容の物足りなさに関する、「会社説明会や一方的な講義のみであった」といった不満は「インターンシップは5日以上」と明示された2011年の倫理憲章改定以前から比較すると減少傾向にあります。しかし「社員からのフィードバック」に関しては倫理憲章改定以前の12卒学生対象調査から変わらず、不満インターンシップの良くなかった点として「当てはまる」と回答する学生が最も多いという結果となっています。フィードバックの手厚さが、参加者の満足度を上げるうえで課題となっていることが伺えます。(株式会社ジョブウェブ 学生調査担当 小山)
■ 詳細はこちらをご覧ください。
(株式会社ジョブウェブ http://www.jobweb.co.jp/ /12月12日発表・同社プレスリリースより転載)