第24回介護福祉士国家試験に
EPA介護福祉士候補者36名が合格しました(厚生労働省)
~EPA介護福祉士候補者が初めて受験~
EPA(経済連携協定)介護福祉士候補者が、今年度の第24回介護福祉士国家試験より初めて受験しました。
第24回介護福祉士国家試験での経済連携協定に基づく外国人介護福祉士候補者のうち、36名が第24回介護福祉士国家試験に合格しましたので、お知らせいたします。
1.EPA候補者の合格状況
【全体】
受験者数(人)95
合格者数(人)36
合格率 (%)37.9
【内訳】
(インドネシア:平成20年度入国)
受験者数(人)94
合格者数(人)35
合格率 (%)37.2
(フィリピン:平成21年度入国)
受験者数(人)1
合格者数(人)1
合格率 (%)100.0
(注)フィリピンの1名はEPAによる来日前に国内の就業期間があり、3年間の実務経験を満たしている者
2.国家試験合格者
EPA候補者で合格された方の氏名は、別添のとおりです。(候補者の方の同意を得て公表しております。)
3.EPA候補者に講じてきた施策と今後の対応
(1)受け入れ支援・学習支援
厚生労働省では、意欲や能力のある候補者が一人でも多く合格できるよう
ア)訪日後、6か月の日本語研修の間に一週間程度の介護導入研修
イ)過去の国家試験問題を翻訳(英語・インドネシア語)し提供等
ウ)受入れ施設が行う候補者の日本語学習や介護分野の専門学習費用の補助(候補者1人当たり年間23.5万円)
エ)日本語や介護分野の専門知識と技術、日本の社会保障制度等を学ぶ集合研修の実施や通信添削指導等
を行っています。(参考資料1参照)
(2)既に講じている試験実施上の配慮
ア)試験の事前説明の丁寧な対応のため、試験地を各都道府県1会場で一般受験者と別室にて受験
イ)難しい漢字にはふりがな、英字略語には正式名称と日本語訳をつけ、疾病名には英語を併記するなど、試験問題中で使用される難しい用語を一部見直し、分かりやすい表現に改善(参考資料2参照)
(3)今後の対応
ア)・引き続き、候補者の国家試験合格に向けて学習支援事業を実施するとともに、
・試験に合格できず帰国した候補者に対しても、在外公館での模擬試験、通信添削指導を実施
イ)国家試験についても、来年度から、
・試験時間の延長
・全ての漢字にふりがなを付ける
・試験問題のわかりやすい日本語への改善等
を検討会において検討し、一層の改善を図ることにしています。
ウ)また、今年4月から受入指針告示を見直し、一定の条件の下で候補者を職員等の配置基準の算定対象に含めて、候補者受入れの円滑化を図ることにしています。(参考資料3参照)
(別添)
○ EPA候補者合格者氏名(PDF:KB)
(参考資料)
○ 参考資料1 介護福祉士候補者受入れ支援施策の概要(PDF:KB)
○ 参考資料2 介護福祉士国家試験問題における難しい用語の取扱い(PDF:KB)
○ 参考資料3 EPA介護福祉士候補者に係る職員等の配置の基準の取扱いについて(PDF:KB)
○ 参考資料4・5 経済連携協定に基づくインドネシア人候補者の受入について・経済連携協定に基づくフィリピン人候補者の受入について(PDF:KB)
○ 参考資料6 経済連携協定(EPA)に基づく外国人看護師・介護福祉士受入関係事業(厚生労働省関係予算)(PDF:KB)
○ 参考資料7 経済連携協定に基づく外国人看護師・介護福祉士候補者等の現状(PDF:KB)
◆ 詳しくはこちらをご覧下さい。
(厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/ /3月28日発表・報道発表より転載)