レジェンダ・コーポレーション
2012年新卒 就職活動の意識/実態調査(7月度)を実施
就活生 “クールビズでお越しください”も スーツ着用 56%
~クールビズに賛成多数も「服装の基準分からず」「マナー面の不安」からスーツを選択~
人事総合ソリューション企業(採用・育成・人事労務)のレジェンダ・コーポレーション株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:藤波 達雄)は、2012年4月入社を希望する新卒の大学生・大学院生(以下、学生)17,030名に就職活動に関する意識調査を行い、1,246名から回答を得ました。(調査期間は7月28日(木)~8月3日(水))
採用選考時に企業から「クールビズでお越しください」と言われた時に、どのような格好で参加するかを学生に尋ねたところ、56.3%の学生がスーツ着用で参加すると回答しました。性別でみると、女性の方が男性よりスーツ着用で参加する割合が約20pt高くなっています。
次に、就職活動におけるクールビズの賛否について尋ねたところ、約7割の学生が賛成と回答しました。
また、クールビズで選考に参加する時に気をなることを尋ねたところ、「適切な服装の準備ができない」「マナー・態度が悪いと思われる」という回答が挙げられました。
多くの学生は、クールビズには賛成ですが、その基準が不明確で服選びに迷う点や選考結果への影響を不安視する点から、スーツ着用で選考に参加する傾向があります。
1. 就活生 「クールビズでお越しください」も スーツ着用 56%。女性は67%と男性より約20pt高い
学生に、「クールビズでお越しください」と企業から言われた時にどのような格好で参加するか尋ねたところ、56.3%の学生がスーツ着用で参加する(「必ずスーツ着用」「スーツ着用の場合が多い」)と回答しました。また、3人に2人にあたる67.0%の女性がスーツ着用で参加すると回答し、男性より約20pt高い結果となりました。
2. 就職活動におけるクールビズには、賛成 7割
学生に、就職活動におけるクールビズの賛否について尋ねたところ、約7割にあたる68.9%の学生が賛成と回答しました。一方、反対と回答した学生は7.4%に留まり、賛成が大きく上回りました。
賛成の理由は、「節電や環境問題に取り組む社会の全体的な流れに沿うと考えるから」「暑さに対応した格好の方が、身体への負担が少ない」等が挙げられました。
3. クールビズで選考に参加する時に気になることは、「適切な服装の準備」と「マナー・態度面」
学生に、クールビズで選考に参加する時に気になることを尋ねたところ、40.4%の学生が「適切な服装が準備できない」と回答しました。「適切な服装が準備できない」と回答した割合は、女性が男性に対して約2倍の55.1%となりました。また、28.1%の学生は「マナー・態度が悪いと思われる」と回答しています
【 レジェンダ・コーポレーションの見解 】
今回の調査結果から、選考参加時に「クールビズでお越しください」と言われても、スーツ着用で参加する学生の割合が高く、クールビズが浸透していないことが分かりました。浸透していない理由は、クールビズの基準が不明確な点や企業側の姿勢を十分に伝えられていない点が見られました。
節電対策の一環として、企業はクールビズを導入しはじめていますが、社内の基準策定に苦慮している姿が見られます。一方、学生はクールビズといっても「どの服装が適切なのか」「服装が選考結果に影響はしないか」と悩み、困惑しているケースが見られます。特に、女性は具体的な服装のイメージができず、適切な服装が準備できないと回答している割合が半数以上と、男性より悩んでいるようです。
企業が就活でクールビズを導入する際には、クールビズについての明確な基準や自社の姿勢を学生に伝えることが必要です。具体的には、「適切な服装例の提示」「服装は選考結果に影響しない」「選考官もクールビズで参加する」等が考えられます。 (人事コンサルタント 長尾一哉)
■ アンケート調査概要
調査対象 : 2012年4月入社を希望する新卒の大学生・大学院生17,030名
調査方法 : インターネットによる調査(当社アンケートWeb サイトより回答)
調査期間 : 2011年7月28日(木)~8月3日(水)
有効回答数 : 1,246名(男性689名、女性557名)
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧ください。
(レジェンダ・コーポレーション http://www.leggenda.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・8月19日)