インテリジェンス、転職サービスDODA
「DODA 職種別平均年収2010-2011年版」を発表
インテリジェンス(東京都千代田区、高橋広敏・代表取締役 社長執行役員)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、「DODA職種別平均年収2010-2011年版」を発表いたします。本データは、当社「DODA転職支援サービス」に、2009年8月から2010年 7月末までに登録した転職希望者のうち、25〜39歳に該当する約3万5,000人、59職種の給与データを集計したものです。
※ 各職種の年代別平均年収は、DODAサービスサイトにて公開しております。
【 調査結果概要 】
■ 【全職種平均年収】
〜59職種中36職種で平均年収が減少
全職種の平均年収は前年比6万円減少し、450万円。3年連続で前年を下回っています。職種別に見ても、59職種のうち36職種で平均年収が減少しており、2008年秋の“リーマンショック”に端を発した不況から抜け出せない企業がいまだ多いようです。
前年比の増減を見ると、ITエンジニアでは、7職種全てが前年を下回っているほか、金融系でも「法人営業(メガバンク・地方銀行・証券)」がマイナス140万円、「運用会社(ファンドマネジャー・アナリスト・ディーラー)」がマイナス193万円など、下落幅の大きさが目立ちました。IT、金融系は、景気に左右されやすい残業代やボーナスの年収に占める割合が比較的高く、不況の影響が顕著に年収に表れた結果と考えられます。一方、不況の影響を受けにくく、マーケットが堅調に拡大しているメディカル業界は、「営業(医療機器・医療関連)」がプラス20万円、「臨床開発」がプラス23万円と、昨年に比べ増加傾向にあります。
■ 【平均年収ランキング】
〜4年連続「投資銀行業務」が1位
総合ランキングでは、4年連続、「投資銀行業務」が891万円で第1位。次いで、第2位「運用会社(ファンドマネジャー・アナリスト・ディーラー)」(654万円)、第3位「コンサルタント」(607万円)が続きます。
文系(非技術系)職種、理系(技術系)職種別のランキングを見ると、文系職種では、4年連続1位の「投資銀行業務」をはじめ、金融系職種が10位以内に4職種ランクインしています。また、理系職種では、「ITコンサルタント」(599万円)が1位、「プロジェクトマネジャー」(597万円)が2位となり、3位の「セールスエンジニア・FAE」(542万円)と50万円以上の差を付け、ITエンジニア職種が1、2位を独占しています。ランキングの結果から、金融、IT系は、前年に比べ年収額は下がったものの、依然として高水準であることが分かります。
■ 【地域別平均年収】
〜地域差の大きい「金融・不動産・専門職」、差の小さい「営業職」
関東、東海、関西の平均年収を見てみると、最も高い地域は関東の457万円、次いで東海の433万円、最も低い関西は426万円という結果になりました。職種(大分類)別に見ると、9職種中7職種は関東が最も高い年収額ですが、「メディカル関連職」、「販売・サービス職」の2職種は、東海が関東を抜いて最も高くなっています。
また、地域差の大きい職種は「金融・不動産・専門職」で、最も高い関東と低い東海で97万円の差があります。メガバンクや外資系金融企業が集中する関東は特に平均年収が高いため、他地域と差が開いていることが考えられます。一方、地域差が小さい職種は「営業職」、「技術(建築・土木)」で、最も高い関東と低い関西の差は13万円に留まっています。「営業職」は個人の実績と年収が連動しやすい職種のため、地域による格差が少ないようです。
【 調査概要 】
■ 調査期間 :
2009年8月1日〜2010年7月31日
■ 対象 :
DODA転職支援サービス登録者のうち、25〜39歳の登録者
約3万5,000人(平均年齢30.9歳)
■ 調査方法 :
登録者の年収データより算出
「DODA」について
「DODA」は、専任のキャリアコンサルタントによる「転職支援」とインターネットサイト上での「求人情報」という2つのサービスをワンブランドで展開する転職サービスです。ブランドスローガン「いい転職が、未来を変える。」のもと、より多くの転職希望者、人材を採用する企業がともに成長し、より良い未来を切り開いていくことを目指し、人と組織の最適なマッチングを目指してまいります。
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インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・12月13日