レジェンダ・コーポレーション、2012年新卒採用担当者の意識調査
担当者の45%、2012新卒採用に「苦戦」の見通し
人事総合ソリューション企業(採用・育成・人事労務)のレジェンダ・コーポレーション (東京都新宿区、藤波達雄・代表取締役社長)は、2012年新卒採用活動の計画について100社の企業の人事採用担当者に意識調査を実施しました(調査期間10月27日(水)〜11月6日(土))。また、2012年新卒採用の10月分の応募者数を当社顧客の36社から調査し(調査期間10月31日(日)〜11月5日(金))、下記の結果が明らかになりました。
企業の採用担当者に2012年新卒採用の見通しについて尋ねたところ、45%の担当者が「前年よりも苦戦する」と回答し、採用担当者の約半数が悲観的な見通しを抱いていることがわかりました。その理由として、「応募数の増加と反比例して採用基準を満たす学生は少なくなっている」と回答する担当者が多く、実際の応募数も昨年同時期比で110%に増加しています(2010年10月1日〜31日)。このことから、応募数の増加とともに採用したい人物の見極めが困難になっていることがわかります。
また、2012年新卒採用では採用目標人数を「昨年より上回る」と回答した企業が26%となり、採用人数が上向いており、昨年よりも景気が回復していることが推測できます。一方で「採用基準を重視する」企業は89%と、企業は依然として優秀な学生(質)にこだわっていくとみられ、2012年新卒採用は更に厳選採用が進んでいくと考えられます。
< 1. 採用担当者の約半数が、2012新卒は前年より苦戦すると回答。>
企業の採用担当者に2012年新卒採用の見通しについて尋ねたところ、45%の担当者が「前年よりも苦戦する」と回答しました。回答理由には「応募数の増加と反比例して採用基準を満たす学生は少なくなっている」など、応募数の増加とともに採用したい人物の見極めが困難になっていることがわかります。
【 Q. 2012年新卒採用活動の見通しについて教えてください。 】
http://www.atpress.ne.jp/releases/17811/1_1.PNG
【 Q.2012年新卒採用活動について「苦戦する」または「楽になる」と回答した理由を教えてください。】
※ 記述回答数46件より一部抜粋
http://www.atpress.ne.jp/releases/17811/2_2.PNG
< 2. 2012新卒採用、10月分応募数は昨年比110%で増加 >
2010年10月1日から31日までの1ヵ月間の企業への学生応募数を昨年同時期と比較したところ、応募数は昨年比110%となり、昨年より増加していることがわかりました。
【 全体応募数の増加率と累計数比較 3ヵ年分 】※全36社分
http://www.atpress.ne.jp/releases/17811/3_3.PNG
一昨年(2010年新卒)から昨年(2011年新卒)で大きく伸びた応募数は、今年(2012年新卒)で更に増加しており、年々応募数が増加傾向にあることがわかります。
< 3. 採用目標数は前年を上回る企業が26%。採用枠増えるも、採用基準も重視する傾向に。 >
採用目標人数については「前年を上回る」と回答した企業が26%にのぼり、採用目標人数が上向いており、景気の回復を思わせる結果となりました。また採用活動の方針については、採用基準を重視する企業は89%に達し、企業は依然として質にこだわっていくとみられます。
【 Q.前年度と比較して、採用目標人数に増減はありますか? 】
【 Q. 採用目標人数と採用基準に関する活動方針は、次のうちのどれにあたりますか? 】
http://www.atpress.ne.jp/releases/17811/4_4.PNG
【 レジェンダ・コーポレーションの見解 】
2012年新卒の応募数は昨年より増加しているものの、採用担当者にとっては採りたい人物を見極めることが困難になるなど、応募数の増加が選考におけるひとつの負担になっていることがわかりました。さらに、採用人数を増やす企業や採用基準にこだわる企業も多く、優秀な学生確保のため採用市場の競争が激化することが予想されます。
企業が採用基準にこだわる背景には、グローバル化が進み、国際感覚をもち行動力に富む人材を幹部候補として採用したいという企業が増えていること、また、ゆとり教育を受けた世代の採用にあたりコミュニケーション能力や主体性を見極めて採用したいことなどが挙げられます。
学生にとっては採用枠が増えても手放しでは喜べず、2011年新卒から引き続き、厳しい就職活動が続くことが予想されます。
マーケティングアナリスト 中津川 知江
【 アンケート調査概要 】
■ 調査概要1
調査対象: 全100社の企業人事採用担当者
調査方法: インターネットによる調査(弊社アンケートWebサイトより回答)
調査期間: 2010年10月27日(水)〜11月6日(土)
■ 調査概要2
調査対象: 当社顧客の医薬品、ソフトウェア、金融、不動産など全36社
調査方法: 10月1日〜31日の期間における各企業への就職希望学生のエントリー数を算出
調査期間: 2010年10月31日(日)〜11月5日(金)
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
レジェンダ・コーポレーション http://www.leggenda.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・11月19日