日経HR、人気企業の採用活動に関するアンケート調査結果
日本経済新聞社の子会社で、就職・転職情報サービスの日経HR(千代田区神田鍛冶町、和田昌親・社長)は、日本経済新聞社が毎年実施する「大学生の就職希望企業ランキング」(2010年2月22日付日本経済新聞第2部)上位100位以内企業を対象に、現在進行中の 2011年春入社予定の新卒採用活動に関連するアンケートを 2010年2〜3月に実施しました。学生に人気のある企業 64社から回答を得ましたので、以下にその一部を紹介します。
■ 採用活動で力を入れている点は?……「自社ホームページ」「面接」などが増加
採用活動で力を入れていることを聞いたところ、前年よりポイントを上げたのは「自社ホームページ」( 14.7% → 55.7%)や「面接」( 42.6% →81.9%)などだった。自社ホームページでは学生との距離を縮めるためにブログやツイッターを取り入れ、面接では仕事の理解度を確認し、早期離職につながる可能性の高い雇用のミスマッチを防ぐという点に力を入れている。
■ 就職浪人者を新卒として選考を受け付けるか ……「受け付ける」が 46.7 %
大学生の就職内定率(文部科学省と厚生労働省調べ)は、2月1日時点で 80.0%と過去最低を記録し、就職先が決まらないまま卒業した新卒無業者が大量に出ている。そこで、社会人経験のない既卒者(就職浪人者)を新卒として選考を受け付けるか聞いたところ、「選考を受け付ける」企業は 46.7%、「選考を受け付けない」企業は 53.3%となった。また、「受け付ける」とした企業の中では、約6割の企業が「採用実績がある」と回答した。
■ 「社会人基礎力」の中で重視する項目 ……「主体性」が8割超
経済産業省がまとめた「社会人基礎力」の項目の中で、「採用時に重視する点はあるか」と聞いたところ、「主体性」が 83.7%でトップ。次いで「実行力」が 54.1%で続いた。受け身の姿勢で仕事に取り組むのではなく、“自ら考えて、動ける人材”が求められている人材像といえるようだ。
* 社会人基礎力……経済産業省が仕事や社会で生活するうえで必要な基礎力として2006年にまとめた。「前に踏み出す力(アクション)」「考え抜く力(シンキング)」「チームで働く力(チームワーク)」の3つの能力と、これらを「主体性」や「実行力」など12に細分化した要素で構成される。
【 調査概要 】
■ 調査方法:
日本経済新聞 第2部新卒就職広告特集(2010.2.22 付)掲載の「大学生の就職希望企業 ランキング」上位100社以内の採用担当者にWeb 上での回答を依頼。64社から回答を得た(一部企業はメールで回答)。
■ 調査期間:
2010年2月23日〜3月5日
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
日経HR http://www.nikkeihr.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・4月14日