インテリジェンス、求人情報・人材紹介サービス「DODA」
障がい者採用支援サービス開始
インテリジェンス(東京都千代田区、高橋広敏・代表取締役 社長執行役員)が運営する求人情報・人材紹介サービスの「DODA(デューダ)」は、障がい者採用支援サービスを開始します。7月13日、DODAサービスサイト内に、障がい者向け転職情報サイト「DODAチャレンジ」を開設し、人材紹介サービスへの登録受付を開始します。
インテリジェンスグループは、2008年1月、障がい者雇用促進を目的とした子会社「インテリジェンス・ベネフィクス」を設立し、障がい者の積極的な採用とともに、自社の生産性向上に向けた雇用の創出を進めています。こうした自社の障がい者採用・マネジメント経験を活かし、企業の即戦力につながる障がい者採用支援を目指します。
また、車椅子バスケットボール日本代表で、北京パラリンピックでは日本選手団の主将を務めた京谷和幸氏が、同サービスの「障がい者リクルーティングアドバイザー」に就任し、自身のこれまでの経験や障がい者としての視点を活かし、障がい者雇用促進に向けた幅広い活動を行っていく予定です。
【 サービス概要 】
同サービス開始にあたり、DODAでは、自社の障がい者採用・管理経験者で構成された専任担当者を配置。サービスに登録した個人求職者にキャリアカウンセリングを実施し、障がいの状況や職業適性を踏まえた上で、採用企業に対し、条件や就業環境に合った求職者の紹介を行います。個人求職者のサービス利用は無料。採用企業は、入社が決定した時点で、入社決定者の年収の35%を紹介手数料としてお支払いいただきます。
【 サービス利用メリット 】
― 個人求職者〜障がいの状況を判断し、一般向けの求人まで可能性を広げて紹介
・ 障がい者雇用に精通した専任のキャリアコンサルタントが転職を支援。個別の状況に応じた最適な求人の紹介を行います。
・ 障がいの状況やスキルレベルによっては、就業環境にも配慮した上で、DODAがもつ一般求職者向けの求人紹介も行い、幅広い可能性を提供します。
― 採用企業〜自社の障がい者雇用経験を踏まえ、各社の課題にアドバイス
・ インテリジェンスの障がい者雇用の経験を踏まえ、実務に即した雇用管理ノウハウ、社内業務の開拓など、障がい者採用・雇用に対する各社の課題へのアドバイスを行います。
・ 採用が決まった時点で費用が発生する成果報酬型のサービスで、不採用リスクを低減できます。
【 サービス開始背景】
― 障がい者雇用促進法の改正により、障がい者の採用を積極化する企業が増加
2009年4月に「障がい者雇用促進法」が改正され、障がい者雇用率を達成していない企業に課される「障がい者雇用納付金」の対象事業主が、これまでの「常用雇用労働者数301人以上」から、平成22年7月には、201人以上、平成27年4月からは、101人以上の事業主まで拡大。更に、短時間労働者(週所定労働時間20時間以上30時間未満)が障がい者雇用率制度の対象となり、常用雇用労働者の総数や実雇用障がい者数の計算の際に、短時間労働者が0.5カウントとして計算されることから、中小企業やパート従業員を多数雇用する外食・小売・サービス業等の企業を中心に、障がい者採用をより積極化する企業が増えていくことが予想されます。
― 自社の障がい者採用、活用ノウハウを活かした採用支援
人材派遣事業を展開する企業は、派遣社員(1年以上の就業)を含めた従業員数で1.8%の障がい者雇用率が求められており、インテリジェンスでも昨年以降、障がい者雇用を積極的に行ってきました。2008年11月に子会社「インテリジェンス・ベネフィクス」が障がい者雇用の特例子会社として認定。多様な障がいを受け入れる方針で採用活動を行っており、障がいに合わせた担当業務や仕事の創出を行っています。
またDODAサービスでも、「障がい者雇用促進月間」に合わせ、2006年より毎年、障がい者向け求人情報を期間限定、掲載料無料にて提供しており、これまでも常に一定の障がい者採用に関するニーズ、ご相談をいただいており、このたび、こうした自社の経験を活かした障がい者の採用支援サービスを開始する運びとなりました。
【 京谷和幸氏が「障がい者リクルーティングアドバイザー」就任 】
京谷氏は、同サービスの「障がい者リクルーティングアドバイザー」に就任し、自身のこれまでの経験や障がい者としての視点を活かし、最適な障がい者雇用に向けた採用企業へのアドバイスを行っていくほか、講演等を通じて広く、障がい者雇用への理解促進活動を行っていきます。また今後は、障がい者の方向けのキャリアカウンセリング等、仕事を探す個人の方々へのサポートを行っていくことも検討しており、障がい者雇用の推進に向けた幅広い活躍が期待されています。
<京谷氏のコメント>
「私の周囲でも、障がいのある方の多くが仕事に関する悩みを抱えています。障がいと一言でいっても、状況は人それぞれ。障がいの種類や度合い、また性格や志向も違います。障がいのある方の状況と採用する企業のニーズを理解し、両者の間に立って最適なマッチングを行うことが、今、強く求められていると感じています。今後は「障がい者リクルーティングアドバイザー」として、企業にも、障がいのある方にも満足していただく、採用・就業の支援を実現したいと考えています。」
<プロフィール>
京谷 和幸(きょうや かずゆき)
パラリンピック 車椅子バスケットボール日本代表
株式会社インテリジェンス 障がい者リクルーティングアドバイザー
1971年、北海道室蘭市生まれ。1991年よりJリーグ ジェフ市原(現 ジェフ市原・千葉)のMFとして活躍。1993年、交通事故により脊髄損傷になり車椅子生活となる。リハビリの一環として車椅子バスケットボールをはじめるが、その躍動感・充実感を知ることになり、2000年シドニー、2004年アテネのパラリンピックに日本代表として出場。2008年の北京パラリンピックには日本選手団の主将として出場を果たした。競技の傍ら、障がい者スポーツを多くの人たちに広めたいと、全国での講演会や車椅子バスケットボール教室なども積極的に行っている。
※ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
インテリジェンス http://www.inte.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・7月14日