マイコミ、2009年4月転職活動者の意識調査
転職活動者の62%が「活動に景気の影響がある」と実感
転職情報サイト「マイナビ転職」を運営する毎日コミュニケーションズ<マイコミ>(東京都千代田区、中川信行・社長)は、2009年4月における「転職活動者の意識調査」の調査結果を発表しました。
【 調査結果の概要 】
■ 転職活動を始めた理由は、「会社の将来性・安定性に不安がある」が37%で首位
転職活動を始めた理由を聞いたところ【複数回答】、「会社の将来性・安定性に不安があるから」(37%)が1位となり、2位に「給与が低いから」(31%)、3位「仕事内容に不満があるから」(24%)、4位「成長できる環境が整っていないから」(23%)、5位「会社の倒産、リストラ、家庭の事情など非自発的な理由から」(22%)と続いた。昨今の不況の影響から会社の将来や給与に対する不安がうかがえる結果となった。
■ 62%が「景況感の悪化が転職活動に影響していると感じる」と回答。一方「感じない」は7%
景況感の悪さが転職活動に影響しているかどうかを聞いたところ【単一回答】、62%の活動 者が「感じる」と回答しており、景気悪化の影響を実感していることがわかる。次いで、「ど ちらともいえない」が31%、「感じない」が7%との結果になった。
■ 情報収集⇒応募⇒面接と、転職活動が本格化するほど、「景気悪化の影響を感じる」という 回答が多くなる傾向
景況感の悪さが転職活動に影響しているかどうかについて、回答者の転職活動状況を<情報収集を始めたばかり>、<求人情報を閲覧して比較検討中>、<応募している>、<面接に行っている>、<内定をもらっている・転職先が決定している>の段階に分けて結果を分析したところ、段階ごとに変化が見られた。具体的には、「感じる」との回答割合が<情報収集を始めたばかり>の状況下にある回答者では49%、<求人情報を閲覧して比較検討中>では56%、<応募している>では64%、<面接に行っている>では71%と活動が本格化するにつれて高くなっている。この結果から、実際に選考が進むと想定以上の転職活動の長期化や、競争率の高さなどの厳しさを目の当たりにする機会が多く、景気の影響を実感する人が多くなると推察される。
現在のような状況下では、転職活動者は、まずは自己分析やキャリアの棚卸し等の準備を十分におこない、応募する企業を真剣に選ぶ努力がますます必要になっていると言えます。その一方で、求人企業にとっては、質の高い人材との出会いが生まれやすい状況とも言え、転職活動者が自己と企業の研究に余念のない状況下だからこそ、よりマッチした採用ができる可能性が高くなります。中長期的な少子高齢化による将来的な労働力不足も懸念されるなか、優秀な人材を採用することは、将来に向けて組織を強化する良い機会とも捉えられます。
【 「転職活動者の意識調査 2009年4月」調査概要 】
調査内容: 転職活動状況の定点調査など
調査期間: 2009年3月24日〜2009年4月20日
調査対象:『マイナビ転職』利用者
調査方法: WEB上のアンケートフォームより入力 有効回答数1,074件
※ 四捨五入により、合計が100%にならない場合があります
※ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
毎日コミュニケーションズ http://www.mycom.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・5月12日