マーキュリーコンサルティング
2008年入社の「ゆとり社員」の意識調査の結果発表
この度、マーキュリーコンサルティング(東京都品川区、島倉大輔・代表取締役)は、1992年から導入された「ゆとり教育」を受けて育ち、社会人となった「ゆとり社員」の意識調査を実施しました(2008年に入社した若手社員1428名が対象)。
チーム行動よりも、単独で行動することを好む若手社員が過半数を超えていることがわかりました。また、社内や同僚同士での競争を敬遠する傾向が強いことがわかりました。しかし、上司からはなるべく高い評価を得たいという意識のある人も多くみられ、社内での競争は避けたいが、集団、組織のなかでは評価されたいという自己中心的な考え方を持っている若手社員が多いことが明らかとなりました。
「ゆとり教育」のなかで、個性を尊重され、周囲と比較される経験が少なかったために、本人の自己評価と上司からの評価に相当のギャップが生まれていることがわかりました。上司に対しては、厳しい指導ではなく、手取り足取り教えてくれるきめ細かなサポートを求めている社員が圧倒的に多いことが明らかになりました。
このような意識を持つ「ゆとり社員」を育成するには、組織が掲げる理念やビジョンを現場レベルに落とし込むことが必要不可欠であると考えられます。また、これまでの成長過程のなかで与えられることに慣れてしまっているために、押さえつけられてきた自発的な成長意欲を刺激することが有効であると考えられます。いち早く、こうすれば勝てるという勝ちパターンを教え込み、仕事を通じて自信をつけさせる教育を現場レベルで行うことが必要であると言えるでしょう。
マーキュリーコンサルティング http://www.mercuryconsul.com//同社プレスリリースより抜粋・1月13日