身体障害者雇用促進研究所、「サンクステンプ株式会社」に社名変更
総合人材サービスのテンプグループで、障がい者の雇用支援を手掛ける身体障害者雇用促進研究所(東京都中野区、篠原欣子・代表取締役社長)は、12月12日(金)より「サンクステンプ」に社名変更致します。社名変更を機に、知的障がいをもつ社会人経験の浅い求職者や保護者向け講習会の開催、手話講習会プログラムの販売など、新サービスを開始し、障がい者雇用促進の強化を図ります。
弊社は、1991年にテンプスタッフの特例子会社として事務サポートを中心事業として発足し、現在は、オフィスサービス(シュレッダー、マッサージ、清掃)のほか、パソコンスクール、インターンシップの受け入れなど、障がい者の就労につながる教育事業に注力しています。このたび、これまで呼称として親しまれた「サンクステンプ」に社名変更することで、認知度向上を図るとともに、障がいの内容にとらわれない、さらなる就労支援の強化を目指します。
社名変更を機に新たに開始するサービスは「就労支援セミナー」と「手話講座」の二つとなります。「就労支援セミナー」では、知的障がい者をもつ社会人経験の浅い求職者と保護者の両者を対象にし、ビジネスマナー講習のほか、社会人になる前に自立心を家庭で養うための保護者向け就労準備セミナーを行います。多くの障がい者雇用に携わった経験から、就業前の家庭での取り組みがいかに重要であるかを実感し、開始に至りました。また、手話講座は企業の教育担当者向けに業界別にパッケージ化し販売することで、ビジネスの現場におけるコミュニケーションツールとして活用・普及を目指しています。特に、2006年12月のバリアフリー新法(※1)施行後、店舗のバリアフリー化や手話対応スタッフの育成など、専門的な接客スキルを持つ販売員の確保が急がれる、サービス業界での需要を見込んでいます。
サンクステンプでは、社員の90%以上が障がい者である特性を活かし、今年4月には障がい者自身が手掛ける障がい者の就労支援を目的とした「チャレンジド・サポート室」を新設。今後も障がい者の視点を活かし、企業や地方自治体、特別支援学校などと、密なコミュニケーションを図ることで、障がい者の就業機会の拡大と雇用の創造に寄与してまいります。
(※1)正式名称は「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」
高齢者や障がい者が円滑に移動できるような施設の実現をより一層促進することが目的
【 新サービス紹介 】
1. 就労支援セミナー
(1)ビジネスマナー講座
特別支援学校や福祉施設と協力体制を築き、仕事で必要なビジネスマナー研修や実習を実施。主に知的障がいをもつ学生を中心に学校だけではカバーできない“働く”について、より深く学習。
(2)保護者のための就労準備セミナー
就労に求められる自立性を家庭で培うという視点で、講習会を実施。家庭内で実践できる就労準備につながる教育を実施します。
2. 手話講習会プログラムの外販
聴覚に障がいをもつ講師が、業界、職種別にオリジナルのテキストを用いて実習を行います。
サンクステンプ http://www.thankstemp.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・12月12日