「2026年卒採用」に関する調査
2026年卒採用は「難しくなる」と回答した企業が8割を超える。「早期化」を指摘する企業は9割に迫る。
株式会社学情(本社:東京都中央区)は、企業・団体の人事担当者を対象に、インターネットアンケートを実施。今回は、「2026年卒採用」に関して調査しました。2026年卒採用について、「難しくなる」と回答した企業が8割を超えました。「難易度が下がることはこの先ないと思う」「売り手市場の状況が続くと予想している」「年々母集団の形成が難しくなっている」「早期化の傾向は強まり、競合他社との学生の取り合いは激しくなると想定している」と言った声が寄せられています。また、「早期化する」とした企業は9割に迫りました。選考開始時期は「2025年1月・2月」が20.2%で最多。内々定(最終選考の合格)出しも、「2025年1月・2月」が20.6%で最多となりました。「インターンシップ実施後、志望意欲が高いタイミングで内々定出しを行う」「2025年卒の時よりも早く進めたい」などの声が寄せられています。
【TOPICS】
(1)2026年卒採用は「難しくなる」と回答した企業が8割超
(2)2026年卒採用は「早期化する」と回答した企業が9割に迫る
(3)2026年卒採用における内々定出しの開始時期は、「2025年1月・2月」が最多
【調査の背景】
2025年卒採用では、3年生の3月末時点で「内定率」が5割を超えるなど、早期化の傾向が強まっています。広報解禁時には既に企業探しを終えている学生が多く、危機感を強めた企業がさらに早期から動く可能性が指摘されています。2025年卒採用の状況を受け、2026年卒採用ではどのように動くのか、企業にアンケートを実施しました。
【調査詳細】
(1)2026年卒採用は「難しくなる」と回答した企業が8割超
2026年卒採用について、「難しくなると思う」と回答した企業が58.9%に上りました。「やや難しくなると思う」26.5%を合わせると、8割以上の企業が「採用が難しくなる」としています。「難易度が下がることはこの先ないと思う」「売り手市場の状況が続くと予想している」「年々母集団の形成が難しくなっている」「早期化の傾向は強まり、競合他社と学生の取り合いは激しくなると想定している」などの声が上がりました。
(2)2026年卒採用は「早期化する」と回答した企業が9割に迫る
2026年採用は、「早期化すると思う」と回答した企業が57.3%に上りました。「どちらかと言えば早期化すると思う」30.2%を合わせると、9割に迫る企業が早期化すると考えていることが分かります。「売り手市場は激化しており、多くの企業が広報活動を早期化することが予想される」「早めに接点を持ち、自社への入社を促す企業が増えている」「以前参加したイベントで、既に2年生からイベントに参加している学生がいた」などの声が寄せられています。
(3)2026年卒採用における内々定出しの開始時期は、「2025年1月・2月」が最多
2026年卒採用の内々定(最終選考合格)出しの開始時期は、「2025年1月・2月」が20.6%で最多。次いで「2024年11月・12月」16.9%が続きます。「インターンシップ実施後、志望意欲が高いタイミングで内々定出しを行う」「2025年卒の時よりも早く進めたい」などの声が寄せられています。
■調査概要
・調査期間:2024年4月30日~2024年5月15日
・調査対象:企業・団体の人事担当者
・有効回答数:649社
・調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合があります。
本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情/ 6月19日発表・同社プレスリリースより転載)