6月1日時点の就職活動調査（速報）
6月1日時点の内定率は81.3％
株式会社ディスコ（本社：東京都文京区、代表取締役社長：新留正朗）は、2024年3月卒業予定の大学4年生（理系は大学院修士課程2年生含む）を対象に、6月1日時点での就職活動状況や意識について尋ねました。
＜トピックス＞
- 6 月 1 日時点の内定状況
内定率は 81.3％。前年同期実績（76.9％）を 4.4 ポイント上回る
就職活動終了者は全体の 58.1％。継続者は「内定あり」「内定なし」を合わせて 42.0％ - 内定保持学生の未決定理由
「本命企業がまだ選考中」が最多。「複数内定で優劣つけがたい」が前年より増加 - 未内定者の見通し
未内定者の約 7 割（69.8％）は「内定の見通しが立っていない」
＜調査詳細＞
1．6 月 1 日時点の内定状況
6月1日現在の学生モニターの内定率は81.3％。先月調査（5月1日、70.2％）からの1カ月間で11.1 ポイント上昇し、前年実績（76.9％）を4.4ポイント上回った。今期は序盤から高い内定率を記録。高水準で推移した前年（23年卒）をさらに上回るペースで進行し、選考解禁のこのタイミングで8割台をマークした。ただ、4月以降、前年同月との差は徐々に縮まってきている（6.4 ポイント差→5.2ポイント差→4.4 ポイント差）。
調査時点で就職先を決定して活動を終了した者の割合はモニター全体の50.4％。複数内定を保留しているなど未決定である者（7.7％）を合わせると、終了者は58.1％となる。活動継続者は「内定あり」（23.3％）、「内定なし」（18.7％）を合わせて 42.0％。
2．内定保持学生の未決定理由
内定取得学生のうち就職先を決めていない者（モニター全体の 31.0％）にその理由を尋ねると、最も多いのが「本命の企業が他にあり、まだ選考中」という回答で（41.8％）、本命企業の結果次第という状況だ。「自分に合っているかわからない」（22.5％）、「複数内定で優劣つけがたい」（16.1％）と続き、内定は得たものの承諾を迷う学生が一定数いることがわかる。
3．未内定者の見通し
未内定の学生には内定獲得の見通しを尋ねた。「近々内定をもらえる見通しが立っている」という回答は 1 割程度にとどまり（11.4％）、前年同期（16.2％）を下回る。最も多いのは「選考中の企業はあるが、内定が出るかわからない」（53.1％）で、ここに「選考中の企業はなく、まったく見通しが立っていない」（16.7％）を足し合わせると 69.8％になり、未内定者の約 7 割が先の見えない状況にあるようだ。高水準の内定率の一方で、厳しい状況の学生も見られる。
＜調査概要＞
調査対象 ： 2024 年 3 月に卒業予定の大学 4 年生（理系は大学院修士課程 2 年生含む）回答者数 ： 1,221 人（文系男子 377 人、文系女子 366 人、理系男子 327 人、理系女子 151 人）
調査方法 ： インターネット調査法
調査期間 ： 2023 年 6 月 1 日～5 日
サンプリング ： キャリタス就活 2024 学生モニター
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
（株式会社ディスコ／ 6月6日発表・同社プレスリリースより転載）