組織改革をテーマにしたビジネス書
『社長よりも偉いもの〜新卒に見捨てられた会社の復活物語〜』2月15日発売
総合人材サービス企業 ネオキャリア(東京都港区、西澤亮一・代表取締役)の代表取締役 西澤亮一は、ビジョン刷新やクレド導入(注1)をはじめとした組織改革をテーマにしたビジネスフィクション書『社長よりも偉いもの〜新卒に見捨てられた会社の復活物語〜』をランダムハウス講談社より2008年2月15日に発売いたします。 ■ 本書詳細: http://www.neo-career.co.jp/books/shachoyorimo.html (注1)「クレド」とは: 企業理念を基に社員がもつべき価値基準・行動指針を明文化したカード ◆ 1万社の採用支援で見てきた組織の浮き沈みを基にしたビジネス小説 本書は、ある架空のベンチャー企業が新卒集団辞職を経験し、それを機に社長と社員が悩みながら全社一丸となり組織改革し、成長していくビジネス小説です。著者は、自身が代表を務める人材サービス企業で延べ1万社の採用を支援する中で、様々な組織の浮き沈みを目の当たりにし、成功企業にはある一定の法則があることに気づきました。 本書はフィクションですが、その実体験が下地になっています。本書では、読者が臨場感を持ちながら読み進め、その「成功法則」についてわかりやすく理解できるよう、成功企業に共通する特徴を拾い上げ、架空のベンチャー企業を設定。そして、その架空の企業の経営者をはじめとするマネジメント層と若手社員の双方の視点から描いたビジネス書では珍しいフィクション形式を採用しています。 ◆ 経営幹部に対して、ビジョン刷新・クレド導入による具体的な経営課題の解決策を提案 これまで、経営課題の解決方法として、具体的にビジョン刷新やクレドの作成・浸透方法について詳しく綴られた本はほとんどありませんでした。本書では、架空の会社の成長を通してその方法が詳しく書かれており、経営者をはじめマネジメント層の読者は、具体的な解決策を知りえることができます。 ◆ 若いビジネスパーソンに対して、「働く意味」を考えるきっかけに また、本書では架空の会社で働く若手社員が「何のために働くのか?」について悩み、奮闘し、成長する様子も描くことで、ビジネスパーソンにも働く意味について考えるきっかけを提供しています。 ◆ コンプライアンスを遵守するためには、企業理念の浸透が必要 著者の西澤亮一は、「最近、偽装問題など様々な不祥事が多発し、コンプライアンスが問われており、社員全員が当事者意識をもって会社経営に取り組まなければ生き残っていけない時代になっています。 しかし、成果主義の追求により、企業理念を理解せずに企業倫理が遵守されないままで機能不全に陥っている企業をたくさん見てきました。このような中、企業理念や行動指針を理解し、責任感をもって、指針を実践できる社員が必要です。そのためには、本質的な点に立ち返り、会社のビジョンに目を向けること、そして、ビジョンを基にした価値基準・行動指針であるクレドを導入・浸透させることが大きな力を発揮します。逆に、会社の芯がしっかりしていなければ、どれほど優秀な人材であっても活躍することはできないことも様々な企業を支援する中で気づきました。 しかし、これまで、ビジョンやクレドの大切さを頭ではわかっていても、『どこかあいまいでとらえどころがない』という印象を持たれていた方も多いことと思います。そこで、本書では、架空の企業の成長を通して、ビジョンの見直しやクレドの導入に関する具体的な方法やその効果を描きました。本書がきっかけとなり、人に関わる問題と日々奮闘している多くの方々がビジョンやクレドの重要性に気づき、自社の“芯”に思いを致すようになって頂けたら、私にとってこれほど嬉しいことはありません」 ◆ 本書のストーリー: 新卒の集団辞職事件の裏にある根深い問題とは? 【 あらすじ 】 創業から8年目にして初めて5人の新卒社員を採用したベンチャー企業、テクノマスタ。だが、この新卒たちが起こしたある騒動が、社内に大きな動揺を走らせた。入社からわずか2ヵ月で、なんと4人の新卒が辞めてしまったのだ。新人研修に問題があったのか? 配属先の営業部の監督不行き届きだったのか? 社長である三宅隆はこの新卒集団辞職事件の真相を探るうちに、テクノマスタの成長をはばんでいる、ある意外な原因に行き着く――。 【 読みどころ 】 本書の舞台となるベンチャー企業が抱える問題はどれも、現実の世界で日々、ビジネスパーソンが悩み、考えるテーマばかり。あなたの会社も、次のような悩みを抱えてはいませんか? ◆ 新入社員をどうやって育成すればよいのかわからない ◆ 「辞めたい」と言ってきた優秀な社員を引きとめるべきか、送り出すべきか判断に迷う ◆ 社内のコミュニケーションがうまくとれていない ◆ 社員が仕事上で判断を求められた時、基準とすべきものがないため結果にバラツキが出てしまう こうした問題が起きる共通した要因は何なのか?テクノマスタの社長と社員たちは、物語の中で「ビジョンづくり」「クレドづくり」にとりかかることにより、組織の結束を強め、社員たちの道しるべとなりうる“生きた言葉”を生み出すことによって、ひとつの答えにたどり着きます。 フィクションでありながら臨場感あふれる経営の現場を再現したテクノマスタの物語は、組織がビジョンを持つことの大切さを読む者の心に訴えかけきます。組織を率いるリーダーはもちろん、次世代のリーダーとなるべきビジネスパーソンにも、「成長する組織の要件」を考えるヒントが満載です。 【 目次 】 ・ 第1章/机に並んだ辞表 (COLUMN 組織の成長をはばむ「見えない壁」) ・ 第2章/会社に“芯”はあるか? (COLUMN 社員が迷子にならないために) ・ 第3章/ヒントは社員が握っている (COLUMN ビジョンづくりの成否は下準備で決まる) ・ 第4章/生みの苦しみ (COLUMN 実りある議論にするための工夫) ・ 第5章/新生テクノマスタの船出 (COLUMN ビジョンに沿った人材採用を) ・ 第6章/腐りだす社員 (COLUMN 「どうすれば社員に辞められないか」はナンセンス) ・ 第7章/ゆれ動く社員の心 (COLUMN ビジョンのさらなる具現化――クレドの導入) ・ 第8章/社員の心のよりどころ (COLUMN クレド浸透のために) ■ クレドとは?: 企業理念を基に社員がもつべき価値基準・行動指針の明文化したもの クレドとはラテン語で「志」「信条」「約束」を意味する言葉で、企業理念を基に社員がもつべき価値基準・行動指針の明文化したもの。常に肌身離さず社員が持てるように名刺大のカードにしている企業が多くある。外資系企業の導入で有名だが、最近、クレド導入により好業績の企業が増え、従来、企業理念をまとめていなかったベンチャー・中小企業を中心に、数年前から日本企業にも広がりつつある。 ■ 著者略歴: 西澤亮一 株式会社ネオキャリア代表取締役。1978 年生まれ。大学卒業後2000年4月に投資会社に入社。同年11月にネオキャリアを設立。取締役として事業立上に参加し、第一線で活躍するが会社は倒産の危機へ。2002年4月に代表取締役に就任。当時2期連続赤字であったネオキャリアを就任から1年半で累積債務解消し、「20人の壁」「50人の壁」「100人の壁」を乗り越え、4年間で売上高・社員数共に10倍へと成長させる。昨年自社でビジョンを刷新し、クレドを導入。本年2月、クレドコンサルティング事業を開始。 (ネオキャリア http://www.neo-career.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・2月6日) |