インターワークス、9月の製造系派遣の平均賃金分析・結果を発表
インターワークス(東京都港区、岡田稔・代表取締役)では、2007年4月よりサービスを開始した日本初の製造系専門求人サイト「工場ワークス( http://04510.jp/ )」に掲載をしている主要大手製造系人材派遣会社を含む約30社のデータから2007年8月に引き続き9月時点で(※)各エリア、業種別の平均賃金の分析を行いましたので結果をお知らせいたします。(※ 「工場ワークス」上で分類されているエリア、業種) 【 全国の状況、業界別傾向について 】 2007年3月から規制緩和された製造業職種の派遣期間延長を受けて全体的な求人数は増えていると思われます。工場ワークスにおいては先月に比べて940件増の5,267件となりました。 業種における平均時給は、最も低時給となっているフード・飲料業界で1,000円を下回っておりますが( 969円) 、その他の業種ではすべて1,000円を上回っており、全体平均では時給1,065円(前月比+8円)となっております。特に大型機械・金属加工、ゴム・プラスティック・化学品加工、自動車関連などの「重厚長大」系の業界では1,100円を上回っており、業界毎の人材採用の難易度を表していると思われます。 【 エリア別の概況について 】 7月、8月と中部・東海エリアが最も平均時給の高いエリアとなっていましたが、9月は関東エリアが1,110円となり、1,109円の中部・東海エリアを抜き、トップになりました。ただし、その差は1円であり、関東エリア、中部・東海エリアが並んで最も平均時給が高いエリアと言えます。事務系派遣の平均時給では、関東エリアが他エリアを大きく引き離して時給が高いことに比べると、製造系の大きな特徴であると言えます(一般事務平均時給 東京:1,546円、愛知:1,295円、いずれも交通費含む、派遣ネット8月調べ)。 他エリアにつきましては、東北・北海道、九州・沖縄エリアが平均時給1,000円を下回るエリアになっています。これを8月の有効求人倍率(厚生労働省調べ)との関連で見てみますと、有効求人倍率が1.0を下回っているエリアは平均時給1,000円を下回り、1.0を超えると平均時給が1,000円を超えていることが分かります。このことから有効求人倍率が1.0を超えるエリアでは時給1,000円以下での採用が難しくなっている状況が窺えます。 【 今後の平均賃金の傾向 】 昨今の求人難の状況は一向に改善される気配が感じられず、求人件数増、時給アップの傾向は今後も続くものと見られます。各人材会社にとっては、コンプライアンスや福利厚生面などの賃金面以外でのアピールがより重要度を増していくものと予想されます。 (インターワークス http://www.inter-works.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・10月23日) |