2021年3月卒業予定者の採用・就職に関するアンケート
人事労務分野の情報機関である産労総合研究所(代表・平盛之)は、このたび大学新卒予定者、大学キャリアセンター、採用・就職支援者、企業担当者を対象にした「2021年3月卒業予定者の採用・就職に関するアンケート」を実施しましたので、結果の概要を発表します。調査の詳細結果は、当所発行の『人事実務』5月号(5月1日発行)に掲載予定です。
<主なポイント>
(1)オンラインで実施された採用・就職活動
学生が体験した採用・就職のイベントのうち、オンラインで実施されたのは、会社説明会(84%)、一次 面接(80%)が多く、最終面接でも48%、内定式でも42%だった。
(2)就職活動中に困ったときに、アドバイスを得た相手
2021年3月卒業予定者が、就職活動中に迷ったときや困ったときにアドバイスや情報を得たのは(複数回答)、1位は親(57%)、2位は大学キャリアセンター(50%)、3位は友人(46%)となった。就活エージェントは33%であった。
(3)進路・就職の把握状況
2021年2月末現在、大学における2021年3月卒業予定者の進路・就職の把握状況をみると、昨年同時期と比べ把握できていない大学は47%となっている。
(4)2021年度新卒者の特徴
2020年3月卒業予定者の就職活動や進路選択に関わるなかで、大学キャリアセンター、企業担当者、採用・就職支援者が、例年と比較して感じた特徴としては、就職活動を楽観視する学生が減少したこと、就職活動への取組みが二極化したこと、経営への新型コロナウイルスの影響を気にする学生が増えたこと、採用選考段階での新型コロナウイルス感染防止対策などを気にする学生が増えたこと等が挙げられる。
<調査要領>
調査名:2021年3月卒業予定者の採用・就職に関するアンケート
調査機関:産労総合研究所
調査対象:「ブンナビ2021」対象会員約100,000人、大学キャリアセンター約300校、就職・採用支援者約10人、企業担当者約300人。
調査時期:2021年2月22日~3月22日
調査方法:郵送及びWEBによるアンケート調査方式(WEBによる回答についてはREASを使用)
回答状況:締切日までに回答のあった新卒予定者107人、大学キャリアセンター111校、就職・採用支援者4人、企業36社について集計。
<本リリースに関する取材などのお問い合わせ>
株式会社産労総合研究所 「新社会人の採用・育成研究会」事務局
担当:白ヶ澤、片上、酒井、重山
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(株式会社産労総合研究所 / 3月31日発表・同社プレスリリースより転載)