やる気創造型就業規則の作成を支援するWebサイト
「就業規則オンライン工房」を開設
社会保険労務士法人パートナーズ(福岡市博多区、篠塚祐二・代表社員)は、企業経営者や人事担当者がネット上で就業規則のテンプレートを無料でダウンロードして、コンテンツを読みながら従業員のやる気を高める就業規則が作成できるサイト「就業規則オンライン工房」を開設したと発表しました。
4月16日に仮オープンしこれまで反響をためしていたところ、3ヵ月で約100社の利用がありました。今後は、社会保険労務士への初回相談を無料にして利用者が自社実情に合わせ法的リスクのない規則を作成することを支援していきます。
労働基準法改正案や労働契約法案など、雇用に関する法的環境が様変わりする中、十分な法律知識のない中堅・中小企業の労務管理をサポートする必要があると判断しました。弁護士や社会保険労務士と顧問契約するのが通常ですが、近くにそうした専門家がいない場合や契約するまでに至らない企業が、手軽にネットで就業規則や賃金規定を作成又は変更したいというニーズは多くなると考えています。専門家に相談したいときは、電話相談、メール相談及びテレビ電話相談の機能を用意して遠隔地でも移動時間を気にすることなく相談できるようにしています。
同サイトの特徴は、やる気創造型の就業規則を作成しよう、と呼びかけている点。従来、就業規則は経営者が一方的に作成するのが一般的で、どうしても経営者サイドの規定になりがちです。社労士法人パートナーズでは、従業員を企業発展のパートナーと位置づけて、対等の立場で労働条件を決定していくことができれば、社員のやる気を喚起することができると考え、そういう観点から、適正に成立した労使協定に基づく時間外労働・休日労働や裁量労働制度を運用すればサービス残業を防止できるとしているほか、「社長懇談会の規定化」や「従業員による自主委員会規定」などを例示してサイトの利用を呼びかけています。
業績につながる従業員の行動を習慣化することで、企業の業績向上が見込めます。経営者からの期待行動を服務規則に規定化することで、良い行動をとった社員を表彰し反する行動が多い社員には奮起を促すことができます。その際の行動評価は上司・同僚・部下からの多面評価が効果的であるとしています。また、「対等な立場」をベースに各社の労使委員会で話し合われることを条件に、ホワイトカラーエグゼンプション(自己管理型労働制)は有意義であるとしています。
無料会員登録をすると無料書式がダウンロードできるほか、掲示板での意見交換ができます。なお、完成度の高い就業規則モデルや多面評価ソフトなどは有料で販売しています。
(社会保険労務士法人 パートナーズ http://www.sinojimu.com/onlinekobo/ /同社プレスリリースより抜粋・7月24日)