男性の育児休業取得率はわずか7.2%。育休取得者の20.8%が「パタニティ・ハラスメントを受けた経験あり」~『男性の家事・育児参加に関する実態調査2019』(連合調べ)
日本労働組合総連合会(略称:連合、所在地:東京都千代田区、会長:神津 里季生)は、男性の家事や育児参加に関する意識や実態を把握するため、「男性の家事・育児参加に関する実態調査」を2019年9月9日~9月10日の2日間でインターネットリサーチにより実施し、同居している子どもがいる全国の25歳~49歳の有職男性1,000名の有効サンプルを集計しました。(調査協力機関:ネットエイジア株式会社)
【調査結果】
◆労働時間と年次有給休暇について
- 働く父親の週労働時間 平均は47時間 「60時間以上」働く父親は8人に1人
- 働く父親の年次有給休暇の平均取得率51.0%
◆男性の家事・育児参加について
- 働く父親の家事時間 週平均は6.2時間 週に60時間以上働く人では4.8時間
- 働く父親の育児時間 週平均は9.3時間 週に60時間以上働く人では7.1時間
- 仕事がある日に父親が行っている家事 1位「ゴミ出し」62.5%、2位「ゴミまとめ」43.1%
- 仕事がある日に父親が行っている育児 1位「子どものお風呂」37.0%、2位「子どもの遊び相手」34.6%
- 「仕事と育児の両立が理想」は62.7%も、「実際に両立できている」は30.4%にとどまる
◆男性の育児休業取得について
- 父親が育児のために取得した休業・休暇は「年次有給休暇」が最多、育児休業取得率はわずか7.2%
- 育児休業未取得の背景にある意識 「本当は取得したかった」30.2%、「取得するつもりがなかった」69.8%
- 育児休業未取得の理由 1位「代替要員がいない」2位「収入が減る」3位「男性が取得できる雰囲気がない」
- 育児休業の取得日数は平均33日 半数以上が「1週間以下」
- 育児休業を取得して困ったこと 1位「収入が減った」2位「仕事の情報が得られなかった」
- 育休取得者の20.8%が「パタニティ・ハラスメント(パタハラ)を受けた経験あり」
- “2020年までに男性の育児休業取得率を13%にする”政府目標 64.9%が「知らない」と回答
- 男性の育児休業取得率を上げるために必要だと思うこと 1位「男性の育休取得義務化」
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(日本労働組合総連合会 https://www.jtuc-rengo.or.jp/ /10月8日発表・同会プレスリリースより転載)